二十七話 惹かれる訳 ページ27
春になり、暖かくなったある日。
冬の寒さとの差が激しかったのか、リリーが熱を出してしまった。
『大丈夫？今日は、ゆっくり休んでね』
リ「大丈夫よ、これくらい。ひどい熱じゃないもの」
マダムポンフリーなら、これくらい簡単に治せるだろう。
でも、マダムが言うにはひどい怪我でもない限り、魔法を使わず、安静にしているのが一番らしい。
リリーが今日一日中寝込んでいるとなると、セブルスが心配だ。
いつもはリーマス達といるけど、今日はセブルスと一緒にいよう。
「おや、エリー君...今日はミスタースネイプと一緒らしい。リリー君はどうしたね？」
『熱を出して、寝込んでいます、先生』
スラグホーン先生に質問された。
魔法薬学の授業で、私はセブルスと一緒だ(スリザリンと合同授業)。
リリーはマグル出身なのに魔法に優れていて、スラグホーン先生のお気に入りなのだ。
ジェ「なんだって！？リリーが熱！？」
リリーに会うために早く教室に来ていたらしく、ジェームズががばっと立ち上がった。
リーマス、シリウス、ピーターももちろん一緒だ。
『リリーの迷惑になるから、お見舞いにはいかないこと』
私が悪戯に笑うと、リーマス、シリウス、ピーターも微笑んだ。
「今日は、髪を逆立てる薬の調合を行う。教科書438ページをよく見ること。
ペアで組んで調合しなさい」
『セブルス、ほら、一緒にやろう』
ジェームズ達に何を言われるかわからないので、できるだけ離れた席に座っていた。
セ「...ルーピンや、ブラックとはいいのか？」
『いいんだよ。セブルスって、魔法薬学得意でしょ？だからさ』
セブルスは本当に魔法薬学が得意だ。分厚い魔法薬の本をいつも持ち歩いているし、
成績もすごくいい。私も別に、悪いわけではないけど。
そういえば...ずっと気になっていたことを思い出した。
『セブルスって、闇の魔術に興味あるの？』
「あぁ。最強の魔術らしいね。僕があれを習得すれば、リリーを守れると思うんだ」
そうか、それで熱心に闇の魔術について話してるんだ。
私も、リリーと同じで、闇の魔術がいいものだとは決して思わなかったけど、
そんなに生き生きした顔で、「リリーを守りたいから」と言われると否定できない。
セブルスが闇の魔術に惹かれるのも、仕方ないのかもしれない。
彼が、大好きなリリーを守りたいと思っているのだから。
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こん(プロフ) - ルーモスさん» 大変申し訳ありません！いえいえ！全然そんなことないです！ありがとうございます。お楽しみいただけて幸いです！ (2015年8月21日 12時) (
レス) id: 813c3ea4d2 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - いえいえ！私の携帯がおかしいのかと思ってしまって…。気掛かりな事言ってすみません！お話とてもおもしろいですっ！続き楽しみに待ってますね！ (2015年8月20日 20時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - ルーモスさん» 申し訳ありません。当小説は、作者の希望により名前変換に対応しておりません。ご了承ください。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: a4ba4bd797 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - 名前変換できない… (2015年8月20日 16時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - 陽菜さん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります！ (2015年8月6日 21時) (レス) id: c140e15251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イレイ | 作成日時：2015年7月26日 1時
