二十一話 恋に迷子 ページ21
ジェームズに手を引かれてやってくる君が、
あんまりにも綺麗で、思わず見とれてしまう。少し、ジェームズに嫉妬した自分がいた。
他の子を断らなかった僕が悪いのにね。
リー「エマ！綺麗だね。似合ってるよ。誰だかわからなかった」
『リーマスこそ、すっごくかっこいい』
顔が火照っていくのがわかる。
どうしてエマは、いつも僕の心臓を騒がせるの？
＊
ジェームズと談話室に戻ると、リーマスとピーター、リリーが先に帰ってきていた。
シリウスだけがまだ戻っていないらしい。
『ジェームズ、今日はありがとう！』
ぎゅっとジェームズに抱きつく。リーマスの視線が痛い。
ジェ「リリーは、もう着替えちゃったのかい！？もっと眺めたかったのに...」
リ「エマ、私先に寝てるわ」
リリーが思いっきりジェームズを無視してる...
ピ「リーマス、僕たちももう寝ない？」
リー「...うん」
リーマスが私に抱きついてきた。珍しくて少しびっくりする。
『んー...リーマス、いい匂いがする』
『よしよし』と、私は優しくリーマスの頭を撫でた。
リー「おやすみ、エマ」
ジェ「どうなんだよ〜エマ？今のは？」
『あぁ、はいはい、おやすみジェームズ』
＊
『あ、おかえりシリウス！』
もう誰もいない談話室に、一人エマが待っていてくれたことに少し驚いた。
シ「...似合うな、ドレス」
『ありがとう。さっき休憩してた時、声かけてくれればよかったのに』
シ「なんか、恥ずかしくてダメだった」
本当、ドレスのお前を見てると、気が滅入りそうになる。
『どうゆうことよそれ』といって、エマがクスクス笑った。
『シリウス、結局パーティ出たんだね。嫌そうにしてたから、てっきり出ないと思ってた』
シ「最初はそのつもりだった。でも、あの女前日までずっと言い寄ってきやがった...」
『もてるって大変だなぁ』
シ「感じんな奴に振り向いてもらえない方が大変だよ」
『...ん？』
シ「いーや、なんでも...っておい、そこで寝るなよ」
本当に、なんで気づかないんだか不思議なくらいだ。
とろっとした寝顔を見せてくる。そんな無防備で、俺が何するかわかんねぇぞ。
『シリウス....おやすみ.....』
シ「あー、おい...全く」
＊
シリウスがジャケットをかけてくれたらしい。
シリウスの匂いが広がる。
それが妙に心地よくて、眠ってしまった。
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こん(プロフ) - ルーモスさん» 大変申し訳ありません！いえいえ！全然そんなことないです！ありがとうございます。お楽しみいただけて幸いです！ (2015年8月21日 12時) (
レス) id: 813c3ea4d2 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - いえいえ！私の携帯がおかしいのかと思ってしまって…。気掛かりな事言ってすみません！お話とてもおもしろいですっ！続き楽しみに待ってますね！ (2015年8月20日 20時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - ルーモスさん» 申し訳ありません。当小説は、作者の希望により名前変換に対応しておりません。ご了承ください。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: a4ba4bd797 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - 名前変換できない… (2015年8月20日 16時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - 陽菜さん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります！ (2015年8月6日 21時) (レス) id: c140e15251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イレイ | 作成日時：2015年7月26日 1時
