二十話 かっこいい兄 ページ20
大きなシャンデリアに、クリスマスツリー。
あちこちに飾られた柊の葉や、降ってくる魔法の雪。
今日のホグワーツの大広間は、いつもとは何もかもが違う。
『どうしよう、緊張する...ダンスなんで踊れないのに』
ジェ「エスコートいたしますよ、お姫様？」
音楽の流れる大広間の中心へ向かって、階段を下りる。
真っ先に、リーマスを見つけてしまった。
たった一年で、リーマスは一段とかっこよく、背が高くなっていた。
それにあんなにビシッとスーツを着られれば、かっこよくないはずがない。
次にシリウスを見つけた。どの角度から見ても、本当に美少年だ。
『見て、ジェームズ。リーマスもシリウスもいる』
すごく美人のパートナーに、少しモヤモヤする。
ジェ「そりゃいないわけないだろ。ほら、あいつらもお前に見とれてるぞ」
『冗談よしてよ。ほら、リリーみっけ！』
ジェ「本当だ！お前と違って綺麗だよなぁ」
『どうゆう意味！？』
笑いながら、大広間の中心へ、人ごみの中をかき分けていく。
流れる音楽に身を任せた。
驚いたことに、ジェームズは踊るのがすごく上手い。
『ジェームズ、上手』
ジェ「実は練習してたとか、恥ずかしいや」
『リリー、残念だったね』
ジェ「まぁ...お前はどうなんだよ。好きな奴いるの？」
『うん、たぶん』
ジェ「たぶんってなんだよ」
『なんか、まだよくわかんない...って、相談乗ってくれるの？本当にお兄ちゃんみたいだね』
ジェ「当たり前だ、我が妹よ」
私をエスコートしながらも、相談に乗ってくれるジェームズ。今日はかっこいい。
ジェ「ふぅん...まぁ、じっくり考えれば？まだ時間あるし。でもそれ、
普通に考えてリーマスじゃないか？」
『そうなのかな、リーマス、かっこいいしね』
リーマスがパートナーと楽しそうに踊っているのが浮かんで、ちょっと嫌な気分になった。
ジェ「休憩するか。飲み物持ってくる」
リー「エマ！綺麗だね。似合ってるよ。誰だかわからなかった」
『リーマスこそ、すっごくかっこいい』
そう言うと、リーマスは顔を赤くした。
リー「ごめんね。本当はエマを誘いたかったけど、断れなくて」
『ううん。ありがとう、リーマス』
そう言って私が笑うと、リーマスはくしゃくしゃに頭を撫でてくれた。
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こん(プロフ) - ルーモスさん» 大変申し訳ありません！いえいえ！全然そんなことないです！ありがとうございます。お楽しみいただけて幸いです！ (2015年8月21日 12時) (
レス) id: 813c3ea4d2 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - いえいえ！私の携帯がおかしいのかと思ってしまって…。気掛かりな事言ってすみません！お話とてもおもしろいですっ！続き楽しみに待ってますね！ (2015年8月20日 20時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - ルーモスさん» 申し訳ありません。当小説は、作者の希望により名前変換に対応しておりません。ご了承ください。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: a4ba4bd797 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - 名前変換できない… (2015年8月20日 16時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - 陽菜さん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります！ (2015年8月6日 21時) (レス) id: c140e15251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イレイ | 作成日時：2015年7月26日 1時
