十七話 不器用な踊り ページ17
『リリー、どうしよう！私ドレスもないし、踊ったこともないのに！』
さっそく、どの部屋でもダンスパーティの話題で持ちきりだ。
一年生のときはこんなことなかったのに…
だいたい、誘ってくれるような人いるのかなぁ。
リ「そうだわ、私のを貸してあげる。ダンスなんて、パートナーがエスコートしてくれるわ」
『リリー、ジェームズと踊らないの？』
リ「まさか！私はセブと踊りたいんだけど、誘ってくれるかしら」
実はセブルスと私達は、あのクィディッチ試合以来一緒にいる時間が減ってしまった。
リ「エマは、誰と踊りたいの？」
『うーん、特にないけど。やっぱり、あの四人の中の誰かだといいんだけど』
リ「そんなんでいいの！？せっかく、好きな人と踊れるのに」
『私、好きな人が誰かよくわからないし…』
リ「あら、私リーマスかシリウスだと思ってた」
『そう思う…？でもまだ、はっきりしないんだ。
あの二人にどう思われてるかも知らないし』
リ「そうなの…早くはっきりするといいわね。(リーマスもシリウスも、がんばって…)」
次の日。またしても大広間に集められた私達は、
マクゴナガル先生にダンスの練習をさせられた。
「さぁさ、みなさん、立ってください。男性は女性の腰に手を当て…
練習なので、誰と踊っても構いませんよ。もちろん、女性から誘うのもよろしい」
先生のその言葉で、女子が一斉にガバッと立ち上がり、たちまちシリウスが囲まれた。
シリウスが困った顔して私の方を見るので、おかしかった。
リーマスの方を見ると、リーマスもまた女子生徒に囲まれていた。
リーマスは優しいから、誘われたらオーケーしちゃうんだろうな。
ジェームズも囲まれてはいたが、すぐに誘いを断ると、リリーを探し始めた。
『ピーター、私と練習しない？』
ピ「えっ、いいけど...本当に僕でいいの？」
ピーターがちらっとリーマスやシリウスの方を見た。
『もちろん！』
とは言ったものの...
『ご、ごめん！今、ピーターの足踏んじゃった！』
ピ「大丈夫だよ。気にしな―――う、うわっ！」
ピーターが私のローブを踏んづけてしまって、二人とも転んだ。
「あはははははっ！」
『私、踊ったことなくて...ごめんね』
ピ「僕も、こうゆうの苦手だなぁ」
みんなに笑われてしまった。
今日はもう、さんざんな日だった。
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こん(プロフ) - ルーモスさん» 大変申し訳ありません！いえいえ！全然そんなことないです！ありがとうございます。お楽しみいただけて幸いです！ (2015年8月21日 12時) (
レス) id: 813c3ea4d2 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - いえいえ！私の携帯がおかしいのかと思ってしまって…。気掛かりな事言ってすみません！お話とてもおもしろいですっ！続き楽しみに待ってますね！ (2015年8月20日 20時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - ルーモスさん» 申し訳ありません。当小説は、作者の希望により名前変換に対応しておりません。ご了承ください。 (2015年8月20日 17時) (レス) id: a4ba4bd797 (このIDを非表示/違反報告)
ルーモス - 名前変換できない… (2015年8月20日 16時) (レス) id: 18d5c3985a (このIDを非表示/違反報告)
イレイ(プロフ) - 陽菜さん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります！ (2015年8月6日 21時) (レス) id: c140e15251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イレイ | 作成日時：2015年7月26日 1時
