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蝶屋敷の廊下を歩いているけど、足元はふわふわしている。


とりあえず、奥の部屋を目指しているけど、さっきのしのぶさんの言葉が頭で何度も再生されて、その度にボンって、顔が熱くなる。






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「あら?もしかして煉獄さん……ああなるほど。
煉獄さんは意外と奥手ですかね?」



「だから、どういうことですかそれ!」



「ふふふ。どうしてAさんも気づかないんですか?鈍感なのですね。

煉獄さん、かなりAさんにアプローチしていたのに伝わっていないって知ったら……ぷぷ。」




「え、ちょっと待ってください。

その言い方だとまるで煉獄さんが私のことを好きって言っているように聞こえるんですけど…。」





いやいや、まさか、煉獄さんが私のことを愛しているのはあれだ。

仲間としてだ。共に戦ってきた仲間としたの絆があるからそう言えるんだ。そうに違いない。






「それはご自分で確かめてください。
はあ…てっきり、お二人がもうそういう関係だと思ってつい口が滑ってしまいました。」



「そういう関係って何…?!
ていううか煉獄さんは今……」





"意識ないんですよ"

そういう前にしのぶさんは私の口の前で人差し指をかざす。


それ以上は言うな、と。


「煉獄さんは大丈夫っていうこと、Aさんもわかっているでしょう?だからそんなに悲しそうな顔をしないでください。

私も、煉獄さんも、あなたが悲しむ姿はもう嫌ですから。」




「奥の部屋に寝ていますので是非覗いていってくださいね。

私はAさんに頼まれた"例の物"を作ってみますので。」






ほら、早く行けと言わんばかりに手でしっしっとやるしのぶさん。


…多少、私の扱いが気になったが、でも早く煉獄さんの顔を見たい。


私はあまり足に力が入らないまま煉獄さん達がいる部屋に向かわされた。







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着いてしまった…。


でも扉を開けるのが怖い。

ただ、眠っているだけの姿を見るのが怖い。



だって、永遠に目覚めなかったどうしよう…。


なんだ…煉獄さん達に会いにきたのに、これじゃ進めない。





もう臆病は卒業したはずなのに。

鬼狩りの時と、こういう時とでは全然違う…。







「ん?何してんだお前。」



背後から突然声がした。



振り返ると両手にたくさんの果物を抱えて私を見下ろす宇髄さんがいた。



「入らねえなら先入るぞ。」


「あ、」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 無限列車   
作品ジャンル:恋愛
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ななみ(プロフ) - #観音坂ゆるさん» ありがとうございます…(泣)ですよね…やっぱりちょっと酷な終わり方だと自分でも思いました…。やはり煉獄さんとちゃんと幸せになれる話を作らないとダメですよね?!うん!!私もそう思います!!これ以上持ちませんよね…笑 ご意見本当にありがとうございます!!! (2021年1月3日 20時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - 間違えました、次作です (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - あと自作の話なんですが…私はまた煉獄さんの話が良いです!今度は甘い感じのがいいです…いやほんとにこれ以上やったら死ぬ← (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
#観音坂ゆる - ちょっと待ってください??私のおめめが大変な事になっているんですが…← いやほんとめっちゃ感動しました!!つらいです( ;∀;)でも面白かったです!完結おめでとうございます! (2021年1月3日 2時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - はりはりさん» ありがとうございます!!!!! (2020年11月29日 12時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃっぱ195 | 作成日時:2020年11月14日 18時

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