127話 ページ37
「2日も起きねぇから死んだかと思った。」
『人のこと言えんからね。』
「……悪かった。」
『あ、そんな顔させたいわけじゃなくて…
……ていうより、潜入上手すぎじゃない？
あと、P-Zさんイケメンすぎ。』
「……俺の顔よりあいつの顔の方がいいんか。」
『自分に嫉妬しないでよ…ぷっ…あはは！』
「何笑っとンだコラ！！！
つーかテメェ！俺以外のやつに簡単に触られとンじゃねぇぞ！」
『いやいや！だからそれも爆豪くんじゃん！あはは！』
「ホークスに触られとったろ！ふざけんな！！！」
『だからあの時私を無理矢理回収しに来たのか！
あっはは！お、お腹痛い…！』
「…………ンなに面白ェかよ。」
『面白いよ…ククク……っ』
言動が爆豪くんぽくなくて、でも、私を想ってのことだと考えたら、面白いと愛おしいが混ざってなんだかおかしくて。
ひとしきり笑い終わった後、涙を拭きながら爆豪くんを見ると、ただ無言で私を見つめていて。
「…笑ってくれて、よかったわ。」
『あ…』
…本当だ
今の私、心の底から笑ってた。
凄く久しぶりに笑えた。
「そっちの顔のがお前には似合う。」
ずっと繋いでいた手を解いて、するっ…と私の頬を撫でるように手を伸ばしてくる。
大きくて、ゴツゴツした分厚い手
あったかい
「俺ァ…お前のこと、散々泣かせてきた。
お前が笑わなくなったンだって、元はと言えば俺のせいだ。」
『そんなこと…』
「お前のこと、これ以上悲しませるくれぇなら離れた方がいいってのは十分わかってんだわ…ｯ
けど…俺はお前がいねぇともう生きていけねぇ。
どうしようもねぇくらいお前のことが好きなんだわ。」
『ｯ…』
あぁ…もう、本当に……そういうところだよ。
赤く鋭い瞳で真っ直ぐに私を射抜くその視線が、熱くて、愛おしくて、逃げられない。
私だって…爆豪くんと同じだよ。
君がいないと、もう生きていけないの。
どうしようもないくらい、結局は君のことが好きでたまらないんだよ。
「俺たちがこうして今、生きて一緒にいれてんのを奇跡なんかにはしねぇ。
A、この先も俺にお前を守らせろ。
…俺の、そばにいてくれ。」
そんなの…言うまでもない。
歪む視界の中、私が深く頷けば「ハッ…言ったそばから泣かせたわ。」なんてあまりにも優しい顔で笑うんだ。
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あめみや(プロフ) - め"っ"ち"ゃ泣け"ま"す"(;_;)か"っ"ち"ゃん"ん〜〜 (4月28日 17時) (
レス) @page37 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - あおいさん» はじめまして…！♡一言だけどおっしゃらず、おっっもたいお言葉送っていただいても大丈夫ですよ？およよ？(調子乗んな)嬉しいです…ありがとうございます…！(泣) (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぱ(プロフ) - しろごまさん» ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました…！(泣)駆け足気味だったかな…？と思いつつ、かっちゃんの心境の変化、それに伴う行動の変化を書くことができて安心しております(^^)そう言っていただけて嬉しいです(泣)ありがとうございます！！ (2022年9月26日 19時) (レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - はじめましてなんですけど一言だけ失礼します…最高かよぉー！！！ (2022年9月20日 22時) (レス) @page50 id: 01cd2e0a3b (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 完結お疲れ様でした！最初は爆豪…って思ってたんですけど、続編まで行くとシャイニーちゃぁぁんー（号泣)になって、最後はもうほんとに二人共可愛すぎて言葉にならなかったです！とにかくほんとに面白い作品でした！他作品の更新応援してます！長文失礼しました💦 (2022年9月19日 19時) (レス) @page50 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2022年8月3日 0時
