14話 ページ15
私が勝手に気まずく思ってるだけなのか、いやこいつが酔ってて記憶曖昧状態なのか。
グラスに入った冷たい水を渡せば、悟がグラスを握ることはなくて私の手の上に自分の手を被せた。
「わぁ…Aの手ぇ冷たいねぇ！
気持ちいい〜……」
『ちょ……あんまりくっつかないで。
お酒臭い。』
「つれないなぁ…そんなところも好きなんだけどねぇー！」
『…。』
その発言は果たしてただの酔っ払いがしたことなのか。
あれからもう10年近く経とうとしてるんだ。
流石にそんなわけがない。
そうだよ、自分自意識過剰過ぎるよ。
もっと普通にすればいい話じゃない。
そう、それにちゃんと傑のことだって忘れることが出来そうなんだから。
「ほんと……いつ見ても可愛いよなぁAは！
"僕"ずっと会いたかったんだよぉ…」
『ぼ、僕……？！
てか、会いたかったって……』
「でもさぁ……最強な僕もAを怒らせたりぃ、悲しませたりぃ、困らせたくないからぁ……ずっと会わないようにしてたんだよ〜……お酒もう一本追加！！！」
……それは、マジなやつ？
悟、確かに昔から饒舌だったけどお酒飲ませたらこんなにベラベラと……
硝子に助けを求めるように視線を向けたけど、悟を汚物を見るような目でしか見ないから助けてくれない。
「だからぁ…今日Aも来るって言うから本当は来たくなかったけどぉ……本能に逆らうなんて…ヒック…無理な話だよねぇ……」
『あーあー！わかったから！もう飲まないの！』
お酒を取り上げると同時に、力なく私に体重をかけて肩で寝始める悟にどうしたらいいかわからない。
誰も助けてくれないし、何この状況は。
というより、悟の話が本当なら、悟ってまだ……
『いやいや、だからそういう思考回路やめなさいってば。もう！！
すみません！！生２つ！！』
全部お酒で忘れてやろうって、私も喉にお酒を流し込んだ。
.
「じゃ、悟のことよろしくねー。おやすみ。」
…なぜこうなった。
店の前で悟を任されてどんどん消えていく仲間達。
当の悟は、私の肩を借りたまま半分は夢の世界だし。
私もあれから結構飲んじゃったから、ちゃんと歩けるかわかんないし……
『…てか、悟の家知らない。』
『ほら、ちゃんと歩いて…！もう！』
結局、自分の家に悟を連れてきてなんとかベッドに投げた。
情けないんだから…って、私もそろそろ限界…。
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ちゃっぱ(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして！コメントありがとうございます^_^ オチは作成当初から決めています！ネタバレになってしまうのでオチをここで言うことは出来ませんが、完結間近ですのでぜひ楽しみに待っていただけると嬉しいです（ ; ; ）ありがとうございます！！頑張ります！！ (2021年6月23日 22時) (
レス) id: 12eaed4cf4 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年6月23日 19時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃっぱ195
| 作成日時：2021年5月3日 14時
