決意 ページ25
紺side
丸と安ちゃんが部屋に行ってからうちは大倉と2人きりになった。
大倉はなぜかうちの隣に座ってゲームしている。
うちはつい数日前、ある事を決意した。
それはハリウッド映画のオファーを受ける事。
もちろん一年半とは言え、∞から離れるのは寂しい。けど、こんなチャンス二度と無いし、…少しゴタゴタしてしまったこの雰囲気もうちが一旦いなくなる事で解決するかなと思った。
問題はうちのこの決意をいつ報告するかだ。
明日？明後日？いや、あかんわ。
返答最終日は明日やから明日中には言わなあかんのや。て事は今夜…？
とりあえず隣にいる奴が1番めんどくさそうだから先に報告するか…。そうしよう。
「大倉、うちの話聞いてくれへん。」
うちが大倉にそう呼びかけると、大倉はすぐに反応した。
大「なに、怖いねんけど(笑)どうしたん。」
「うち、ハリウッド映画出演のオファーを受ける事にした。」
大「え…？」
うちの報告を聞いて、大倉が笑顔のまま固まる。
大「ほんまに…？一年半やで…？」
「でも、挑戦してみたいねん。」
うちがきっぱりとそう告げると、固まっていた大倉の目から水滴が溢れてきた。
え、泣いとる？
大「いやや〜A行かんとってよ〜！」
やっぱりめんどくさい事になった。
「35歳が泣くな！もう決めた事やから落ち着けって。」
大「嫌や〜！」
さあ、どうするか。
ちょうどその時、丸と安ちゃんが戻ってきた。
ナイスタイミング！
泣いてる大倉とあやすうちを見て、2人は困惑している。
それはそうだ。
安「え、何？どうしたん？」
安ちゃんは困惑しながらもこの状況に対しての説明を求めてきた。
しゃあない、2人にも言うか。
「丸、安ちゃん。うち、ハリウッドの仕事受ける事にした」
山田「え？！」
2人ともびっくりしとる。
丸「それはつまり一年半Aちゃんがおらんくなるって事やんな？」
安「嘘やん…」
「もううち決めたからさ。それを大倉に言ったら急に泣き出して…。」
大「だって嫌やもん〜…」
安「こら！だだこねへんの！」
「おかんやん」
丸「Aちゃんの選んだ道やら応援するけど…」
丸はアンニュイな表情を浮かべそう呟いた。
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てりゅここ(プロフ) - サーさんさん» 初めまして！読んでくださりありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年4月24日 0時) (
レス) id: a989dff0d5 (このIDを非表示/違反報告)
サーさん(プロフ) - てりゅここさん、初めまして!∞の紅一点シリーズ読ませて頂きました！主人公ちゃんとメンバーの関係性がこの後どうなっていくのかとても続きが気になります！そして主人公ちゃんのお姉さんもこの後出てくるのかな？更新頑張ってくださいね！ (2020年4月23日 22時) (レス) id: 2aa0ad98f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昴 | 作成日時：2020年3月9日 0時
