第272話 久しぶりの更新&妖刀ちゃんだーうへへ ページ7
A「夜桜……」
ギュッと刀身を見つめる紅い瞳の少女
懐かしいその刀、いわく付きと恐れられる夜桜という
カチャリ…と音が鳴ると真っ紅な刀は朝日を浴びてギラリと輝く
その姿を見た青年
寂しげな笑顔で少女を見つめながら
カチャリ…とこちらも漆黒の刃を構える
すごい…
なんだろうか、この感覚は
力が全身にみなぎってくる感覚…これが妖刀本来の力なのだろうか?
A「いざ、参る」
ダッと刀を構え駆け出す
勿論私には妖刀の使い方などわかっていないので、私に向かってくるクナイを受け流しながら兄上の元へと刀を振りかざした
終わった、そう思ったときだ
キィィィンッと激しい音と共に兄上と私の間に風が吹き荒れる
思いもよらない突風に目を瞑りながら距離を開ける
竜胆「危ない危ない…妖刀は流石に当たったら痛いからねー…」
A「それも…妖魔の力というやつか」
風が止んで目を開けると
兄上の前には地面が抉れたような跡が残っていた
あれに巻き込まれていたら…と思うと少し寒気がする
竜胆「さぁ、次は椿の番だよ?」
妙に笑顔な兄上
その手に握られているクナイには赤い液体が滴っていた
それもその筈
A「ッ…」
間一髪であの突風から避けられたものの、右腕を掠ってしまった
その証拠に、私の右腕からも赤い鮮血が流れている
竜胆「あれ?あの程度の攻撃も完全に避けきれなかったの?」
あの程度、ということはこれ以上の威力・速度の攻撃をしてくる可能性が当然ながらあるということだ
今の突風があのクナイの能力ということでいいのだろうか?
否、自らの能力すら把握していない私にとってはあの程度という兄上の攻撃を大打撃間違いなしだろう
夜桜…君の能力は、なんなの?
皆を守れる力…なの?
229人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雷帝 - 一番最初に読んだ時からドキドキ感が止まりませんでした!!!何度も読み返しているかんじです!更新頑張ってください!!!応援してます!!!! (2016年2月13日 16時) (レス) id: ed16165204 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - 最初から読ましてもらいました!すっごく面白くてハマっちゃいました!これからも応援してます!更新頑張ってください! (2015年7月25日 21時) (レス) id: e23714e139 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - リリさん» コメありがとうございます!少しずつですが更新していきたいと思っております!応援ありがとうございます!! (2015年6月20日 22時) (レス) id: 2b1cad12be (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - すっごく続きが気になります!更新待ってます!頑張ってください (2015年6月20日 16時) (レス) id: f55672db75 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - あくまでアニオタですわさん» ベタですがかっこいいやつですよねー!本編にのせる予定ですが、出来なさそうでしたら番外編などで紹介させていただきたいと思います!リクありがとうございました!! (2015年5月2日 19時) (レス) id: 2b1cad12be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なくら | 作者ホームページ:http://nakura/hosizuki1
作成日時:2014年3月17日 19時