第297話 ページ34
空に神がいる、だなんて誰が言ったのだろう
空が隠れてしまっている所では……神の加護が受けられないではないか
光が強ければいい、だなんて誰が言ったのだろう
光が強いほど、影も濃くなり見るに堪えない黒に成り果てるではないか
A「あっちぃー…なんでウチの隊服って夏服ないのかねぇ…生地が厚いったらありゃしない」
ﾐﾝﾐﾝと蝉が鳴くような季節、私は黒ずくめの暑苦しい恰好で見廻りをしていた
いつものファミレスでサボろうと入ると、銀髪が見えたので相席にしてもらう
A「いよっす銀ちゃん、パフェ食べれる位景気良くてよかったよ」
銀時「おー景気良すぎて困っちゃう位だぜ」
パフェを食べる銀ちゃんの目の前には見慣れない男の子が気まずそうに座っていた
A「銀さんのお友達?私は真選組の奏多A、よろしくね?」
少年「し、真選組!?」
銀時「あーそいつさっき俺の財布盗みやがったんだ…ったく、盗むと同時に自分の大事なモン盗まれんだっての」
A「へぇー盗みねぇ…銀さんにパフェ奢らされたんでしょ?銀さんお金ないから」
少年「そうなんだよ!この大人、人にパフェ奢らせときながら金出せっていうんだ!!どうしても金が要り様ってのに…!」
正直綺麗とは言い難い恰好の少年がどうしても金が必要…
少し気になったので、一度屯所に帰り私服に着替えその必要だという理由がわかる場所へと着いて行く事にした
・
ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ…
重金属がゆっくりと動く音がする
目の前に広がるは夜に映えそうな色合いの綺麗な町
「Aの姉ちゃん!頼むから着いて行くなら男の格好してきてよ?!」
そう言った少年の言う通りにウィッグを被ってきて正解だったと痛感する
「旦那ぁウチで楽しんでいかない?」
「こっちはサービスしちゃうよ?」
A「おい離せよ!後で行くから!」
「今来ちゃいなよ」
A「わ…俺はベタベタした女が嫌いなんだよ!どっか行け!!」
少年「も、モテモテだな…Aのね、兄ちゃん」
A「嬉しくない」
そう、ここは吉原桃源郷…中央暗部に支えられ、幕府に黙殺される超放棄的空間であり常世の街としてひそかに知られている
…私の調査対象でもある場所だった
でも、どうしてこの少年はここに用事があるのだろうか?
続く (更新停止中)
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雷帝 - 一番最初に読んだ時からドキドキ感が止まりませんでした!!!何度も読み返しているかんじです！更新頑張ってください!!!応援してます!!!! (2016年2月13日 16時) (
レス) id: ed16165204 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - 最初から読ましてもらいました！すっごく面白くてハマっちゃいました！これからも応援してます！更新頑張ってください！ (2015年7月25日 21時) (レス) id: e23714e139 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - リリさん» コメありがとうございます!少しずつですが更新していきたいと思っております!応援ありがとうございます!! (2015年6月20日 22時) (レス) id: 2b1cad12be (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - すっごく続きが気になります！更新待ってます！頑張ってください (2015年6月20日 16時) (レス) id: f55672db75 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - あくまでアニオタですわさん» ベタですがかっこいいやつですよねー!本編にのせる予定ですが、出来なさそうでしたら番外編などで紹介させていただきたいと思います!リクありがとうございました!! (2015年5月2日 19時) (レス) id: 2b1cad12be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なくら | 作者ホームページ：http://nakura/hosizuki1
作成日時：2014年3月17日 19時
