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第296話 ページ33

突然手合せをして

突然蹴り飛ばされて、怒鳴られた


頭の整理がつかない私に向かって放たれる総悟の言葉は止まらない



総悟「てめぇの兄貴だがなんだかわからねぇ奴とか!紅姫の事とか!意味わかんねぇ事ばっかあるみてぇだけど!!てめぇの正義は曲げんじゃねぇよ!!





俺達はずっと一緒にやってきた仲間じゃねぇか!!もっと頼れよ!てめぇの正義くれぇ…俺が一緒に背負ってやるってんでさァ!!!」

A「ぁ…」





そうだった


いつも中心には近藤さん

彼を護るように私、総悟、土方さんが囲んでいた

私達を囲うように、ザキや神山…隊士達がいた


そうして真選組は成り立っていた…近藤さんを囲む一つの円として



本来のカタチを心に空いた穴にはめ込むと、ピタリとハマった

嗚呼、心地いい





総悟「それでさァ…俺の惚れた女の眼は」
A「煽ててもなんもしないから、強いて言うなら…」


怒った顔から一転、緊張の解いた総悟の脚の付け根…つまりは股間に向かって思いきり右足を振り上げる


総悟「い゛…ッッ!てェェェェェェェェェェェッ!!」


うおぉぉ…俺の息子が……、などと床に転がりながら痛みに悶える総悟を見下ろして一言





A「私を蹴るなんて総悟の癖に生意気」

総悟「てめ…っ絶対許さねェ…ッ」

A「……ありがと」

総悟「聞こえねェ」

A「別になんも言ってないっつの…あーあ!鍛練する気失せた!!おばちゃんの大福食べよ」

総悟「おい待てよ…!」






未だに悶えて立てない総悟を背に、竹刀を担いで食堂へと向かった





A「…聞こえてた癖に、むかつく」







総悟「チッもっかい聞けば俺の息子元気になったってのに…空気読めねェ奴だねィ」








相変わらず下ネタを言ってたなんて知らない



聞こえてたなんて考えたくもない









私の顔を見て土方さんのイライラが少し収まったのはまた別の話

第297話→←第295話 久しぶりの更新



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雷帝 - 一番最初に読んだ時からドキドキ感が止まりませんでした!!!何度も読み返しているかんじです!更新頑張ってください!!!応援してます!!!! (2016年2月13日 16時) (レス) id: ed16165204 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - 最初から読ましてもらいました!すっごく面白くてハマっちゃいました!これからも応援してます!更新頑張ってください! (2015年7月25日 21時) (レス) id: e23714e139 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - リリさん» コメありがとうございます!少しずつですが更新していきたいと思っております!応援ありがとうございます!! (2015年6月20日 22時) (レス) id: 2b1cad12be (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - すっごく続きが気になります!更新待ってます!頑張ってください (2015年6月20日 16時) (レス) id: f55672db75 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - あくまでアニオタですわさん» ベタですがかっこいいやつですよねー!本編にのせる予定ですが、出来なさそうでしたら番外編などで紹介させていただきたいと思います!リクありがとうございました!! (2015年5月2日 19時) (レス) id: 2b1cad12be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なくら | 作者ホームページ:http://nakura/hosizuki1  
作成日時:2014年3月17日 19時

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