第250話 ページ31
次の日
私は土方さんと総悟と共にファミレスに来ている
どうやら土方さんが最近ヘタレなのは妖刀のせいらしい
土方「ふと気づくと別人格と入れ替わっていやがる…いや、これは別人格なんかじゃねぇ。誰しも持っているヘタレた部分がコイツによって目覚め始めてるんだ」
総悟「土方さん、ヘタレを刀のせいにしちゃいけねぇや。ヘタレなのは元々でしょう?」
土方「そうッスよね…俺なんて元々こんな……」
A「ありゃりゃ駄目だこりゃ」
いつもの土方さんなら「ンだとてめぇえ!」とか言ってるのにしょぼんとしている
しょぼん土方珍しいから写メ撮っとこ(ピロリン
総悟「じゃあそんな妖刀捨てちまえばいいじゃねェですかィ」
土方「それが出来れば苦労しねぇ…気づけば厠や風呂にまで持ってっちまう始末だ。鍛冶屋のじじいもこんな時に限っていやがらねぇし…」
すると飲んでいたオレンジジュースをぶくぶく泡と立てながら総悟が話した
総悟「するとなんですかィ?近藤さんと喧嘩したのもソイツのせいだと?」
土方「…そうならいいんだがな」
A「そんな単純な話でもないもんねぇ……はぁ、総悟お行儀悪いよ」
総悟「へィへィ…土方さん、こんな時にうかうかしてたら伊東さんに副長の座奪われますぜィ?」
確かにその通りだ
彼奴の事だ…こんな絶好のチャンス逃す筈がない
すると土方さんはフッと笑いながら話し出した
土方「それ所じゃねェよ…俺ァこんなんになっちまってから既に10も局中法度を破ってる…明日にでも伊東から切腹の申し出が来てもおかしかねぇよ」
A「…そんな事絶対にさせないもん」
土方「ありがとな」
A「だって土方さんは私が殺すって決まってるんだもん、それが人生の終焉だもん」
土方「期待して損した…お前等も、俺なんかと一緒にいたら伊東に目ェつけられんぞ」
もう目どころか指までさされてますよ…と思いつつ土方さんの少しさびしげな背中を見る
総悟も背中を見ているようだった
総悟「土方さん…待ってくだせェ、土方さん!」
珍しく総悟が土方さんを留めるので珍しいと思いつつ二人の会話を聞こうとすると…
総悟「焼きそばパン買って来いよぉ〜あとジャンプもな〜、勿論お前の金でぇ」
…ただの最低な奴だった
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死神の鏡花 - 続き楽しみにしています (2018年5月8日 0時) (レス) id: 4e18eb5fcf (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 梨蘭さん» 全部見て下さったんですね、ありがとうございます!!風邪が治り次第沢山更新したいと思うのでよろしくお願いします(*´ω`) (2014年3月6日 9時) (レス) id: c99269cb43 (このIDを非表示/違反報告)
梨蘭(プロフ) - すごく面白いです!このシリーズ1から全部見ました!!合格おめでとうございます♪これからも頑張ってください!応援してます(*´∀`) (2014年3月3日 1時) (レス) id: 343f8271cb (このIDを非表示/違反報告)
愛呼(プロフ) - いえいえ、本当はこちらが正解なんですよねwこれからも楽しみにしてます! (2014年2月21日 15時) (レス) id: e7b34c92b5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 愛呼さん» 歴史上の人物になってしまいましたね…ご指摘ありがとうございます (2014年2月21日 13時) (レス) id: c99269cb43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なくら | 作者ホームページ:http://nakura/hosizuki1
作成日時:2014年1月16日 19時