【銀魂】 血塗れの桜 第六章

第248話 ページ29

数日後




私はさがるん達数名と道場…の端にある物置にジャンプを持って鍛練をサボっている


隊士1「なんか最近、Aちゃんと副長が浪士共の襲撃に合った時伊東さんに助けられたんだってよ。副長、土下座して泣きついたらしいぜ?Aちゃんも後少しで背中斬られてたとか」
山崎「いやいやそんな事するくらいなら死んでるよあの人。鬼の副長だよ鬼の」


完全に私が忘れ去られているがもう気にしないで死神漫画を読む

やっぱ土方さんの噂に尾ひれがついてひどい笑い話になっている
…ちょっと気の毒


隊士1「いやいやホントですって」
A「おいてめぇ私がいる事忘れんなよ?全部キッチリ聞いてるからな?」
隊士2「そうそう、その辺にしとけって。Aちゃんは優しいけど副長に聞かれたら不味いって…ただでさえジャンプ回し読みは局中法度違反なんだぜ?」
A「そーそー、土方さんマガジン派だから。ジャンプの良さわかってないから…おぉ?イチゴかっこよすぎだろこれ!私も卍解練習しよっかな」
山崎「流石に無理あるからね?…でもまぁマガジン以外の漫画読むことなかれってのはキツいよねぇ……ジャンプ派はつらいぜ」


その時、後ろから「貸せよ」という声が聞こえたので渋々後ろに回してから数秒


沈黙が走った


恐る恐る後ろを振り向くと…




山崎「副長ｫｫｫｵ!?い、いつの間に!?」



局中法度の作成者、土方さんが立ってジャンプを読んでいた


山崎「ここ、これは違うんです!あれですあれ…Aちゃんが買ってたんでぇぇえ!!」
A「な…!てめぇザキ私を売る気か!?確かにあれ私の金だけれども!買ったのはお前だろ!?同罪だ同罪!!」

ぎゃーぎゃーと罪のなすり合いをしていると土方さんが口を開いた


土方「おい」
山崎「は、はいぃ!」



土方「トラブルって超面白いよね」



……皆の顔は言わずともわかろう、真っ青だ。加工されたかのように真っ青だ

私の顔も真っ青。青のオンパレードやぁ…ってちっがーう!!



あの土方さんが……あの鬼の副長が………






土方「単行本買って来よっと」





隊士1「トラブル…あの副長が…」
山崎「100歩譲ってボーイズBだろ」
A「いやいやナニ譲ってもダメだろ……」






トラブルだとぉぉぉぉぉおおお!!?

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