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第246話 ページ26

その時、やっと土方さんが口を開いた



土方「ま、野郎にとっちゃあ俺を蹴落としてのし上がる絶好の機会だからなぁ…」
近藤「トシ、そんな言い方は止めろ。先生は隊内の士気を思って((土方「先生と呼ぶのは止めろと言った筈だ」」
土方「近藤さん…アンタ野郎に局長の座譲るつもりか?それとも二人で真選組の頭やろうと思ってんのか?」


土方さんは近藤さんの為に自分の意見をぶつける

私にはできない事だ…だから土方さんは凄いと思うと同時に嫉妬する



土方「隊士共がアイツの扱いに戸惑っているのも知らねぇ訳じゃあるまい」




そう、今隊内は大きく分けて二つに分かれている



伊東と共に入隊してきた同門の連中と他数名が完全に伊東の駒になりつつある


それが伊東派



伊東の事を快く思わない、もしくは土方さんについて行くという本来の真選組の隊士達



それがもう一つの土方派だ……まぁ私も最近隊士からコッソリ教わったのだが



近藤「先生が真選組を乗っ取るとでも言いたいのか?」
土方「さぁな。だが異例のスピード出世する前からアンタと同等…もしくはそれ以上の振る舞いをしているのは確かだ。奴は今の自分に増徴している訳でも、満足している訳でもねぇ…」



土方「近藤さん、二つ頭のある蛇はどちらか一方が腐り落ちるか。それか体ごと真っ二つに裂けるか……どっちかだよ」



きっとこれで近藤さんも目を覚ましてくれる…そう思って少し期待した目で見るが、その予想からは大きく反する答えが帰ってきた




近藤「俺は伊東先生は真選組に必要な男だと思っている」
A「ッ!」
近藤「トシよ、俺達はてめぇの地位を守る為にこんな事やっちゃいめぇよ。江戸を護る為…士道を通す為だ。その為の知恵なら誰にでも教えを乞う、教えを乞うた者を先生と呼ぶのは当然の理だ…それを家来のように扱えというなら俺は断る」



近藤「俺は一度としてお前達を家来だと思った事はねぇ。士道の名の元…俺達は仲間だ」



正直、ショックだった

きっとどこかで近藤さんは伊東より土方さんの言う事を聞いてくれる…そう思ってた




ヨロッと少し正座で痺れた足を動かして立ってから、近藤さんと目を合わせる






A「近藤さん……近藤さんがそう思うのは構わない、だけど……



















そこにつけ込む人間もいるって事、忘れないでね」





そう言って立ち尽くしていると土方さんも立ち上がった

良い所ですがお知らせッ→←第245話



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死神の鏡花 - 続き楽しみにしています (2018年5月8日 0時) (レス) id: 4e18eb5fcf (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 梨蘭さん» 全部見て下さったんですね、ありがとうございます!!風邪が治り次第沢山更新したいと思うのでよろしくお願いします(*´ω`) (2014年3月6日 9時) (レス) id: c99269cb43 (このIDを非表示/違反報告)
梨蘭(プロフ) - すごく面白いです!このシリーズ1から全部見ました!!合格おめでとうございます♪これからも頑張ってください!応援してます(*´∀`) (2014年3月3日 1時) (レス) id: 343f8271cb (このIDを非表示/違反報告)
愛呼(プロフ) - いえいえ、本当はこちらが正解なんですよねwこれからも楽しみにしてます! (2014年2月21日 15時) (レス) id: e7b34c92b5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 愛呼さん» 歴史上の人物になってしまいましたね…ご指摘ありがとうございます (2014年2月21日 13時) (レス) id: c99269cb43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なくら | 作者ホームページ:http://nakura/hosizuki1  
作成日時:2014年1月16日 19時

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