第242話 ページ22
シーン…と静まり返る中、視線は私の方へと移動された
時々痛い視線も来るが気のせいと捉える
A「あ、ごめんなさーいつい手が滑って投げちゃいましたー……近藤さんに易々と新参者如きが触れてんじゃねーぞ伊東」
伊東「ゴホン…言い忘れていたよ、君に伝えたい事があったんだ」
顔がオレンジジュースでべとべとの伊東を睨みつけるとなんとなく部屋が凍りつく
つかタメ口許してねーぞお前は
伊東「奏多さん、君に参謀補佐をやってもらいたいと思っている」
A「丁重にお断りします」
伊東「それはまたどうしてだい?君の大好きな近藤さんの近くで仕事ができるのに…」
A「そんなのも分からないんですかー?…人斬れないからに決まってるじゃないですか」
伊東「ほぅ?」
少し伊東の顔が険しくなり、私の顔も険しくなる
周りは私が伊東の事を良く思っていないのを思い出しあたふたし始めた
A「私、貴方みたいなエリートと違ってただの孤児なんで学がないんですよ。人を斬る快感しか知らない……そんな奴が幕府に口を突っ込めるとでも?それに」
私は立ちあがって近藤さんの肩にのせる手を払って睨みつけながら言葉を続ける
A「私の邪魔者は自分の手で殺す…それが私の武士道。だから私の視界の妨げになれば貴方でも殺せるように死番で鍛えてるんですよ……暗闇には気を付けた方がいい、猫は闇を駆けるんだからね」
殺気の籠った目で見ると総悟に宥められたが、同じ空気を吸いたくないので部屋に戻ると言って宴会場から出て行く事にした
・
近藤「い、いやぁすいません先生!Aちゃんも悪気はないんで許してやって下さい!」
伊東「…奏多君は近藤さんの事を本当に大事に思っているから仕方がない。だが…
・
それが返って鎖にならなければいいがね」
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死神の鏡花 - 続き楽しみにしています (2018年5月8日 0時) (レス) id: 4e18eb5fcf (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 梨蘭さん» 全部見て下さったんですね、ありがとうございます!!風邪が治り次第沢山更新したいと思うのでよろしくお願いします(*´ω`) (2014年3月6日 9時) (レス) id: c99269cb43 (このIDを非表示/違反報告)
梨蘭(プロフ) - すごく面白いです!このシリーズ1から全部見ました!!合格おめでとうございます♪これからも頑張ってください!応援してます(*´∀`) (2014年3月3日 1時) (レス) id: 343f8271cb (このIDを非表示/違反報告)
愛呼(プロフ) - いえいえ、本当はこちらが正解なんですよねwこれからも楽しみにしてます! (2014年2月21日 15時) (レス) id: e7b34c92b5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 愛呼さん» 歴史上の人物になってしまいましたね…ご指摘ありがとうございます (2014年2月21日 13時) (レス) id: c99269cb43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なくら | 作者ホームページ:http://nakura/hosizuki1
作成日時:2014年1月16日 19時