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第241話 ページ21

近藤「伊東鴨太郎君の帰陣を祝して…かんぱーい!」

皆「「「「かんぱーい!!!」」」」




皆が広間に集まり、先生と呼ばれている伊東の帰陣を祝してという名目で飲んでいた


私は総悟の隣に座りオレンジジュースを飲んでいる…伊東は私が酒を飲むのにうるさいのだ




A「近藤さん、お酌いたしましょうか?」
近藤「俺より先生にしてあげてくれ…いやぁそれにしても先生。今回は本当にお疲れ様でした」


チッと舌打ちをしてから伊東にお酌をする


近藤「しかしあんなに大量の武器…よくあの幕府のケチ共が財布の紐を解いてくださいましたなぁ!」
伊東「近藤さん、ケチとは見解を変えれば利に敏いという事だ。ならば僕達への出資によって生まれる利を解いてやればいいだけの事…」


グビッと私の酌した酒を飲んでからエラそうに話を続ける


伊東「もっとも、近藤さんの言う通り地上に這いつくばる我々の事など意にも返さぬ頑冥な連中だ。日々巨大化する攘夷浪士について分かりやすく説明するのには一苦労だったがねぇ…」
近藤「あは、あははは!頑冥だよね、アイツ等本当に頑冥」


絶対にわかってないような顔で笑う近藤さんに向かって総悟が手を挙げた



総悟「近藤さん、頑冥ってなんですかー?」
近藤「うるさーい!子供は黙ってなさい!!」
総悟「やだなぁ、俺達もう一線超えた大人ですぜ?ピーーーとかピーーとかしやしたもん、なぁA?」
A「否定できないから黙っててよ…あ、そうそう団子屋のおばちゃんがまた今度来たとき桜餅用意しておくってさ」
総悟「マジですかィ、そりゃあ楽しみでさァ」


そんな世間話をお互いにするのには訳がある
伊東と近藤さんの話をそれとなく聞く為だ



伊東「近藤さん、あのような連中が上に立っていてはこの国はいずれ滅びるだろう。我々はこんな所でいつまでも燻っていてはいけない」



伊東が立ち上がるとなんだなんだと皆静まり返った

…私達も同じように見てしまう



伊東「進まなければならない。僕等はもっと上を目指して邁進しなければならない!そしていずれは国の中枢を担う剣となり、この混迷する国を救う事こそが…この時代に生まれた武士としての使命だと僕は考える!!その為ならばこの命…君に捧げる覚悟だ、近藤さん…一緒に頑張りましょう」


うんうん、と適当に相槌を打っている近藤さんの肩に堂々と手を置く伊東に腹が立ったのでつい




バシャンッ




持っていたジュースを投げてしまった

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死神の鏡花 - 続き楽しみにしています (2018年5月8日 0時) (レス) id: 4e18eb5fcf (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 梨蘭さん» 全部見て下さったんですね、ありがとうございます!!風邪が治り次第沢山更新したいと思うのでよろしくお願いします(*´ω`) (2014年3月6日 9時) (レス) id: c99269cb43 (このIDを非表示/違反報告)
梨蘭(プロフ) - すごく面白いです!このシリーズ1から全部見ました!!合格おめでとうございます♪これからも頑張ってください!応援してます(*´∀`) (2014年3月3日 1時) (レス) id: 343f8271cb (このIDを非表示/違反報告)
愛呼(プロフ) - いえいえ、本当はこちらが正解なんですよねwこれからも楽しみにしてます! (2014年2月21日 15時) (レス) id: e7b34c92b5 (このIDを非表示/違反報告)
なくら(プロフ) - 愛呼さん» 歴史上の人物になってしまいましたね…ご指摘ありがとうございます (2014年2月21日 13時) (レス) id: c99269cb43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なくら | 作者ホームページ:http://nakura/hosizuki1  
作成日時:2014年1月16日 19時

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