水槽に迷い込んだ貴女Ⅱ【Fischer's】【短編集】 (ページ7)

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『恥ずかしがり屋(2)』シルク×恋人ページ7

シルクside

(最後の方微妙にピンクかもしれません！苦手な方はお控えください！)

『……へっ!?な、なに急に…//』

シ「改めてなんか思ったw」

『なにそれ…//』

シ「いいだろ別にw」

照れてるのを必死に隠そうとしてるけど、耳が赤いのが見えちゃってるからバレバレ。

『……今日泊まっていけば…？』

しばらくしてから彼女は小さな声でそう呟いた。

シ「……は!?」

『ほ、ほら！もう暗いし危ないから……！』

シ「…………くなる」

『え？』

シ「だから…!!そんな可愛い顔でそんなこと言われたら我慢できなくなるって言ってんの…!!」

俺の顔はきっと赤かった。それを隠すためにAの手をぐっと引いて、バランスを崩した彼女を抱きしめた。

『へっ!?ちょ、離して……//』

シ「やだ……」

緊張しているのか、Aは身を強ばらせて俺の腕の中に収まる。

少しの間抱きしめ続けていると、ふっとAがゆっくりと身体の力を抜いた。

すぐ近くで香るAのシャンプーの匂いが俺の鼻孔をくすぐる。

＿＿＿やばい、抑えらんねぇかも……。

シ「A、嫌なら拒んで？」

俺はAの髪を耳にかけてそのまま頬に手を添えて、彼女との距離を縮めていく。

Aの瞳は潤んでいて頬は熱い。

それでもAは自分の体に力を込めるだけで抵抗しようとはしなかった。

だから唇に柔らかいものが触れて、んっ、と彼女が小さく声を漏らした。

シ「ん……。…は」

そしてゆっくりと離れた。

『……私も、すき。だいすき』

シ「あーもう、ほんとそーゆーのだめ…！」

俺は軽くAをソファーに押し倒して、こう言った。

シ「襲われたいなら、泊まっていく」

Aはちょっと驚いた顔をして、少し考えたあと答えた。

『……それはちょっと恥ずかしい…、けど泊まってってほしい……//』

シ「どっちか選んで」

『え……っ、じゃ、じゃあ……』

本当に恥ずかしそうに視線を逸らして、Aは俺のTシャツをぎゅっと握った。

俺はその答えにキスで応えた。角度を変えて次第に深く。

＿＿＿時計の針が真上を過ぎた頃、テーブルの上のレモンティーは2人とは対照的に、冷めていた。