『マーキング(2)』マサイ×恋人 ページ42
マサイside
『んっ、ふ…ぁ、っ』
だんだんと深く、求めるようなものに変わるキス。薄く空いた隙間から漏れる声は、間違いなく俺だけのもの。
ぎゅっと俺の袖を握ったかと思えば、一気に足の力が抜けたようにズルリとへたりこみそうになるA。俺が腰支えてなかったら危なかった。
マ「ごめん、ちょっとやりすぎたね」
『っはぁ、んっ…へーき……』
Aが落ち着いてから俺は口を開く。
マ「ねぇ、なんで切ったの？」
『……半年後の結婚式、マサイくんが好きなセミロングで出たかったの…！そしたら喜んでくれるかと思って……』
……なんて可愛い理由だ。しかも俺のためとか。これは夜確定だな。
マ「ばか、俺はお前と挙げられたら何でもいいのに。……ありがとな、すげぇ嬉しい」
キツく抱きしめると、俺の胸に顔を押し当てるA。赤くなった小さな耳は隠しきれておらず。
『……マサイくんもっ、そんなかっこいいこと、私以外に言わないでほしい……ですっ…！』
マ「ふっw 言うわけねぇよ」
優しくぽんと頭に手を置き、そのまま髪の流れに沿って項に手を。Aはぴくりと肩を跳ねさせて、ぎゅっと俺を抱きしめ返す。
マ「…付けていい？」
『な、何を……っだ、ダメだよ？短いから見え……』
マ「付けるね」
『って聞いてな……んっ…！』
俺は彼女の制止も聞かず、その白く細い首に唇を当てる。彼女の小さな悲鳴と共にそこには紅く華が咲き、首元を彩る。
マ「あー、ごめんもう我慢できねぇや」
『う……、お手柔らかに……』
今夜は“俺のもの”って印、いっぱい付けとこ。
•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ
“マーキング”
目印をつけること、動物がなわばりを示すこと指す。
マ「がおー」
ごめんなさい言わせたかっただけです。
マ「なんだよ！！」
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なるか(プロフ) - らいあさん» 了解です！見ます見ます！ (2019年12月9日 17時) (
レス) id: 44ab850005 (このIDを非表示/違反報告)
のる(プロフ) - らいあさん» ww (2019年12月9日 14時) (レス) id: f5d566c6da (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - なるかさん» ありがとうございます！『カーテン』というお話も見て頂けたらと思います！ (2019年12月7日 13時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
なるか(プロフ) - らいあさん» いえいえ大丈夫です！ 今回も面白いです！頑張ってください！ (2019年12月7日 12時) (レス) id: 44ab850005 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - のるさん» ダーマさん社会人として働いてるし寝坊しなさそう……と思ったけど書き終わったあと「うん、いいな」と思ったのでup (2019年12月7日 12時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいあ | 作成日時：2019年7月6日 12時
