水槽に迷い込んだ貴女Ⅱ【Fischer's】【短編集】 (ページ26)

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『裏はドSな』マサイ×恋人ページ26

Aside

私の彼氏、マサイくんはとってもドS。普段は甘いマスクなのに、夜になると超豹変する。

『ま、まって…マサイくん…！』

マ「待てない」

『んぅっ……んっ、』

マ「ん……んふぅ…っ」

マサイくんはソファーの背もたれに私を押し付けて、両腕を頭上に持っていく。

マ「っは……Aちょーかわいい」

『恥ずかしい……』

マ「いーじゃん」

「ま、俺以外にこんな姿見せたら怒るけど」と付け加え、体のラインをなぞられる。

マ「顔真っ赤だけど、どうした？」

『な、何でもないもん！……ん、やぁっ…』

マ「マジその顔俺以外に見せちゃダメだからね」

マサイくんがそう言ったのが聞こえると、すぐにキスの雨が降る。

ゆっくりと唇が離れると、彼の大きな手が私の頬を包み込む。私の熱が伝わってしまいそうだ。

マ「俺のこと、お腹いっぱいにさせろよ」

そしてまた彼からのキスがやってくる。

この後はずっと彼のドSが発動して愛され続けたのは、もちろん言うまでもないよね。

•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ

―翌朝―

目が覚めると、即座に自分が何も着ていないことを自覚する。それから、同様のマサイくんに後ろから抱きしめられてることも。

＿＿＿これ、マサイくんが起きたらすごい勢いで布団に潜っちゃうんだろうな。

マ「ん……、A…？起きてたの？」

『今起きたところだよ』

マサイくんが目を覚ましたことで腕の力が抜けて、私は彼の方に寝返りを打って彼を抱きしめた。

マ「な、なに？え、てかなんで服着てないの…!?」

『昨夜マサイくんに襲われたからです…！』

私がそう言うと昨日のことがフラッシュバックしたようで、私に背を向けて予想通り布団に潜ってしまった。

マ「は、早く服着てきて…！」

『おはようのちゅーしなくていいの？』

マ「……する」

『じゃあこっち向いてよ』

マサイくんは顔だけ布団から出して、またこっちに向き直った。

私もその姿が可愛く思えて、ちょっとだけ悪戯心がはたらく。

マ「……おはようのちゅーしてください」

『ん、マサイくん、』

マ「ん？」

『昨日、気持ちよかったよ』

私はマサイくんの耳元で囁いて、ちゅ、とキスをした。その後自分で恥ずかしくなって、思いっきりマサイくんに抱きついた。

マ「……// …ばか、俺だって気持ちよかったし…！」

砂糖みたいに甘々なマサイくんも、ドSなマサイくんも、私は両方とも大好きなのです。

あなたはどっちのマサイくんがお好みですか？