『黄色いハンカチ』ンダホ×他人 ページ4
ンダホside
___高校生の俺が地元のガソリンスタンドでバイトしてた時のこと。
ン「ありがとうございました〜」
まだフィッシャーズとしての動画なんて少ししか出してない頃だったから、バイトをたくさん掛け持ちしていた。
それに俺らの顔を知っている人なんて知り合いや友達、極々僅かな動画の視聴者さんくらいだった。
ある日、午後6時半を過ぎた頃に休憩のために呼ばれて行くと、ガソスタのすぐ横の歩道を歩く女子高生が目に入って。
この近くに高校もあるし、その高校の名前が入ったジャージも着ていた。俺の高校ではないけど。
部活終わりかな、なんてことを思っていたら、パチリと目が合った。
瞬間的にやばい、と思った。気持ちが悪いと思われるんじゃないかと思った。
でもそんな俺の心配をよそに、彼女は微かに微笑んで会釈だけして、そのまま角を曲がって行ってしまった。
___休憩中、さっきの子を思い出して可愛かったなぁと一人呟く5月の俺。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
翌日の昨日とほぼ同じ時間、また昨日の子を見かけた。
また会釈だけでもしてくれないかなと淡い期待を抱いていたら、彼女の鞄からひらりと落ちる黄色のハンカチ。
それを見た俺は考えるより先に身体が動いていて、気づいたらハンカチを拾って彼女に声をかけていた。
ン「あの、落としましたよ」
え、と小さく漏らして慌てて鞄の中身を確認する姿が何とも可愛らしい。
『すみません、ありがとうございます』
彼女は少し恥ずかしそうに頭を下げた。
ン「いえ。気をつけてくださいね笑」
頭を上げて横髪を耳にかけた彼女の瞳が俺の視線とぶつかる。
と、さっきまで微笑みを浮かべていた表情が急に一変した。何やら驚いたような慌てたような、そんなものに。
ン「ど、どうかしました?」
『え、と……、YouTubeで見たことあるなって思って…』
___まさか、と衝撃が走ったような感覚に脳が支配される。
『頑張ってください。登録、しとくんで』
ン「あ、ありがとうございます……!」
当時の俺にはそう言うのが精一杯だった。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
ン「A〜、動画撮るって」
『今行く!』
シ「ほんじゃ行きまっせ〜」
こうやってAと動画を撮っている「今」があるのは、あの時の黄色いハンカチのおかげかもね。
___それから、俺の片想いが始まったことも。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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らいあ(プロフ) - Chさん» 返信遅れてすみません!! イエスいいですよね……最初聞いた時感動しましたw ありがとうございます! (2019年12月18日 6時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
Ch(プロフ) - こんにちは!先程イエスを読みました!読む前にタイトルで、もしや?と思ってましたら、当たってました(о´∀`о)!この曲、大好きなので、楽しくニヤニヤしながら読んじゃいました。 (2019年8月27日 10時) (レス) id: 14fa37869b (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - Nさん» 生きててよかっただなんて……!とてもとても嬉しいです!ありがとうございます(´▽`) (2019年7月28日 7時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
N - はっ!? 最高…ぐはっ…(鼻血) 生きてて良かった〜 この小説読めて良かった〜 これからも、頑張ってください!応援します!^^ (2019年7月28日 5時) (レス) id: f343a7c66b (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - みかん丸さん» ありがとうございますっ!頑張りまっす! (2019年6月29日 16時) (レス) id: 5fea82385a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らいあ | 作成日時:2019年4月10日 22時