大きな小人の恋 3【HQ!!】[星海光来]

その99 ページ14

ガチャッ







星「ただいま！今帰ったー！」
「お、おおおお邪魔します！！」
星「ガチガチかよ！！」
「だっ、だって緊張がｯ…………！！」








ガチャッ









「くぉら光来！！！！
あんた弁当箱水につけるんじゃなくて洗えって言ったでしょ！！！！」

「ひょっ」


勢いよく開いたドアから出てきたのは光来とそっくりな女の人。

お母さん、だよね。



「あ、あの…こんにちは！」









しーーーん









…え、？どうしよう…




ｶﾞｼｨｯと光来はお母さんに腕を掴まれた。
そのままヒソヒソとなにか話すと、ぱっと腕を離しこちらを向く。






母「どーもこんにちは！！Aちゃんよね！光来からよく聞くわ〜！
やだ、ほんと可愛い！！！！」



お母さんはこちらを向いてニコニコしながらそう言う。






「あ、あの突然すいません…お菓子とか何も無くて……」
母「えー！何いいのよそんなの！！ゆっくりしていって！」
「あ、ありがとうございます！！」






明るい良い人だ…良かった………







光来に案内してもらい、光来の部屋に行く。


「お母さん、優しそうだね。」
星「ん？あぁ、母ちゃんか。 おう！まーな！

あの人には世話んなってるよ」



まるで昔を思い出すかのように目を閉じて笑いながらそういった光来はなんだか綺麗だった。




「そっか…！！」
「ねぇ！今度うちにも来てよ〜！」
星「エッ」


私だけ不平等だ！！などと言って光来がうちに来るよう説得する。



………親にも紹介したい人、だしね。

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