その9 ページ9
「星海光来くん、」
星「来てくれたんだな!ありがとよ!」
ニカッ。そんな効果音がつきそうな満点の笑み。
100点満点です。拍手。
ふざけてるように見えるかもだけど、こうしてないと心臓が持たない。
「ううん、全然!!あの、その、昨日はごめんね。急に。」
星「あっ…いや…大丈夫…だ!!」
やっぱりちょっと気まづいな。
「今日はどうしたの??」
星「お、おう。あのさ、昨日のことなんだけど…」
OKかNoか。心の準備はした。
振られても仕方ないし、OKだったら喜ぶ。
そう決めてきた。
振られたら振られたで頑張って視界に入ろう。
さぁ、どっち?
星「友達から…始めね、ませんか??」
「へ?」
OKでもNOでもない。
他人でも恋人でもない。
友、だち。
星「俺、恋とかよくわかんねぇ!今までバレーだけだったしな!でも知らないからってだけで拒否るのは違ぇ!と思う!それに、フジヤさん、良い人だから!」
「え…なんで私の名前」
星「入学してすぐの4月。プリントとかぶちまけてたろ?男子がぶつかって。でもフジヤさん文句一つも言わなかったから。名前はさちろーに聞いた!!」
覚えててくれたんだ。なんか…感動…!!
「あ、ありがとう。私、実はその時なんだ。その時、星海光来くんのこと好きになったの。」
星「おう、ありがとよ!でも、俺はまだフジヤさんを知らない!知らないから好きになれない!」
まぁだよね…
星「だから、友達から!!お互いを知ってから!」
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りおん。(プロフ) - こもりくんの漢字違う気がします、古森だと思います、図々しくすみません (2021年2月28日 15時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星まる。 | 作成日時:2020年5月26日 19時