大きな小人の恋【HQ!!】[星海光来] (ページ34)

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その33 ページ34

可愛い、と呟いたそいつ。

その目が見る手元を見ると、
白で小さく水色の鴎が書かれたカバー。
シンプルだけどAらしい色合い。
今日も思ってたよりも私服が可愛くて驚いた。

ナンパされてるしよ…！！あいつ許せねぇ！！！！

じゃなくて！！
欲しいのか、と問えば焦ったように違うと言う。
いや欲しいんだろ。その顔。隠せてねぇし。
今日は俺のほぼ我儘のようなもので連れてきた。

星「…ついでとかお礼なら受け取るか。」ﾎﾞｿｯ

そう思ってあっちを見てる隙にAのカバーと
俺のカバーを買う。俺のは水色の色違い。
あっ、ちげーぞ！？！？
デザインが好きなだけだぞ！？

ん、と渡せばきらきらと目を輝かせたAは嬉しそうに笑って
「へへっ、ありがとう！」と笑った。
その笑顔にドキッとしたのは俺だけの秘密。
眩しく笑うこいつに俺は

＿＿＿＿＿＿恋がしたい。

なんだかそう思うのが気恥ずかしくて幸郎たちのことへ話を振る。
このあとのことが大体決まったあとAは言った。

「光来！プリクラ撮ろーよ！」
と告げてきた。プリ、はぁ？なんて？？

「プリクラ！！」

なんだよそれ！？！？！？

説明を受ける。ほーん…？？とりあえず撮ればいいのか、？？

星「わかった、いいぞ！！撮るか！！」
「ほんと！？ありがとう！！！！」

じゃあ行こう！！と俺の手を取って走り出した
A。
いや今意識し始めた俺からすればかなりの衝撃！！！

てか、さちろー達どこいった？？