夏休み明け(5) ページ39
有岡side
3時間目の後、自分のクラスを出て隣のクラスをそっと覗く
窓側の後ろから2番目の席に伊野ちゃんをみつけた
ずっと、本を読んでてクラスの皆、伊野ちゃんの存在なんて知らないみたいに過ごしてる
あんなにイケメンで楽しい人が近くにいるって言うのに
有「しつれーしまーす…」
テキトーに挨拶をして教室に入る
真っ直ぐ伊野ちゃんの席に向かって歩いていく
有「伊野ちゃん…？」
本読んでるから邪魔したくないと思ってそーっと声をかけた
クラスの皆は驚いてこっちを見たけど、そんなこと気にならないくらい今は目の前にいる伊野ちゃんに夢中だ
伊「あ、大ちゃん…、ほんとに来たんだ」
有「当たり前じゃーん！
夏休み中全然会えなかったんだよ？」
伊「そーだけど」
なんか、元気ないのかな
有「伊野ちゃん、紙持ってる？？」
伊「持ってるよ、ちょっと待ってね」
そー言って、カバンの中をゴソゴソと探し始めた
伊「これでいい？」
有「全然いい！」
伊野ちゃんが渡してくれたのは、綺麗な景色が印刷してあるメモ用紙だった
そこに、いつも胸ポケットに入れてるペンで自分の電話番号を書いた
有「はい！これ、夏休み前に聞かなくて後悔したから////」
伊「ありがと」
夏休み前にみたようにまた、口角が上がった
伊「じゃあ、これ俺のね」
いつの間に、書いたのか伊野ちゃんの電話番号が書いてある紙が目の前に差し出された
有「あ、ありがとう…//」
伊「ふふ、いーえ！
今日早速電話するね♪」
久しぶりに伊野ちゃんの笑顔が見れて、騒がしい心臓はより騒がしくなった
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けいき(プロフ) - ありがとうございます！コメントされるってこんなに嬉しいんですね♪学生なので更新がすっごい遅いですけど楽しんくださると嬉しいです！ (2017年11月23日 0時) (
レス) id: a361c1b785 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 見ていてキュンキュンします((*´艸`))更新楽しみにしています！ (2017年11月7日 0時) (レス) id: c115787bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けいき | 作成日時：2017年9月29日 17時
