夏休み明け(3) ページ37
有岡said
知ってる？
誰もいないと思ってる時に後ろから声が聞こえる怖さ
しかも、その声の持ち主は好きな人で、今考えてた人
ドキドキしないわけないじゃん
夏休み中、会いたくて会いたくてしょうがなかった
話したいことだっていっぱいあったし、何しても伊野ちゃんだったらこうするかな？とか考えてたんだよ？
振り返ったらちゃんと目の前に伊野ちゃんがいてそれさえ夢に思えて嬉しくて顔が赤くなるのがわかった
きっと伊野ちゃんは赤くなったことに気付いたと思うけど気づいてないことを願ってそっと俯いた
伊｢…大ちゃん…、おはよ｣
有｢お、おはよ！｣
俺の名前を呼ばれておはよって補習以来のこのうるさい胸に戸惑って目を合わせたら余計にうるさくなる気がして目も見れない
伊｢補習以来だね、夏休み楽しかった？｣
有｢楽しかったよ、伊野ちゃんは？｣
楽しかったよ、伊野ちゃんがいたらもっと楽しかっただろうな
伊｢そっか
俺はずーっと、本読んでた｣
有｢本好きだね｣
伊｢うん、でも大ちゃんと遊びたかったな｣
有｢っ、俺も伊野ちゃんと遊びたかった…//｣
伊｢ふふ、ありがと/｣
俺と遊びたかったってほんとに思ってたのかな
それだったらほんとに嬉しい
山｢あれ〜、大ちゃん！
おはよ〜！今日早いね！！｣
有｢あ、山田〜、おはよ
なんか早く目が覚めちゃったの！
あと、抱きつくな！｣
伊野ちゃんと話してたら違うフロアのはずの山田に抱きつかれた
よく抱きつかれるんだけど伊野ちゃんの前ではやめて欲しい
変な勘違いとかされたくないし
山｢あ、はい大ちゃん
これ、キャンプした時に忘れてったでしょ｣
有｢え、これあったの！？
ありがとう！｣
山田がくれたのは海パン
川で遊んでそのままなくしちゃってた
伊｢…キャンプ行ったんだ｣
有｢そうそう、伊野ちゃんのお土産もあるよ｣
伊｢…ありがと｣
なんだろ、笑顔なんだけどいつもと違う
目が笑ってないような
有｢伊野ちゃん…？｣
伊｢ん？｣
有｢なんかあった？｣
伊｢、な、なんもないよ？｣
有｢そっか…｣
やっぱ変…
山｢あれ面白かったよなぁ
大ちゃんあっさ〜い川で転んで溺れそうになってんの｣
有｢おい！変なこと言うなよー、｣
伊野ちゃんは山田が話すとちょっと嫌そうな顔をする
それに山田も伊野ちゃんの前だとやけに喋る
それも伊野ちゃんをチラチラみながら
二人ともどうしたんだろ
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けいき(プロフ) - ありがとうございます！コメントされるってこんなに嬉しいんですね♪学生なので更新がすっごい遅いですけど楽しんくださると嬉しいです！ (2017年11月23日 0時) (
レス) id: a361c1b785 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 見ていてキュンキュンします((*´艸`))更新楽しみにしています！ (2017年11月7日 0時) (レス) id: c115787bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けいき | 作成日時：2017年9月29日 17時
