追試準備(14) ページ16
有岡said
伊野尾が意外に優しかったこと
顔が整っててかっこよかったこと
手が綺麗だってこと
ほんの10分前の俺だったら“伊野尾”と言われていいイメージなんて一つも出なかっただろう
今の俺はいいところばっかりが頭に浮かぶ
浮かぶ所か離れなくなりそう
八「大ちゃん、大丈夫？
図書館でてからずっと上の空だけど」
有「ほぇ」
八「何その返事笑」
光くんに笑われた
普段笑わそうとしてもすべるからなんでウケたのかは分からない
でも、ずっとぼーっとしてたらしい
薮「そういえば歴史コーナーで伊野尾と話してたよね？」
有「え、あ、うん」
見られてたんだ、そこに恥ずかしさを感じる
�癲嵳�岡くんにとって伊野尾くんってムカつく相手なんでしょ？」
ムカつく
その感情を伊野尾に向けていたのがすっごく昔に感じる
今はなんだろ
キラキラした存在？
明確には分からない
薮「あ、伊野尾だ」
有「え？」
薮「あ、メールね」
有「あ、あぁ…」
薮くんが伊野尾がいるみたいに言うからきょろきょろしてしまった
薮くんは伊野尾の連絡先を知っていることも今日知った
薮「大ちゃん、頑張れ」
有「何を？」
薮「それは言えない」
伊野尾とメールをしていた薮くんに突然応援された
どんな話してたんだろう
俺を応援するってことは俺に関係があることなのか
それとも薮くんは自分自身でも分からないこの感情の変化に気付いてふと応援されたのか
馬鹿な頭で色々考えてみる
�癲嵳�岡くん、家通り過ぎるよ」
有「おっと、ありがと」
ぐちゃぐちゃした頭のまま家についた
家を通り過ぎそうになるってどんだけなんだか
有「ただいま」
母「おかえり
ご飯出来てるよ」
有「食べるー」
家の中はいつも通りで安心した
安心したから分かった
ぐちゃぐちゃな頭で絡まっている内容はすべて伊野尾だということ
俺にとって伊野尾はなんなんだ？
それが分かれば全てがすっきりする気がする
_______________________
更新すみません
急遽、親戚の家に行く事になりまして
そこにWi-Fiがなかったんです
報告なしに更新を休んでしまいました
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けいき(プロフ) - ありがとうございます！コメントされるってこんなに嬉しいんですね♪学生なので更新がすっごい遅いですけど楽しんくださると嬉しいです！ (2017年11月23日 0時) (
レス) id: a361c1b785 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 見ていてキュンキュンします((*´艸`))更新楽しみにしています！ (2017年11月7日 0時) (レス) id: c115787bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けいき | 作成日時：2017年9月29日 17時
