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『安心して、俺が太輔の未練を叶えてあげる』
余命を告知された時から、俺は神様なんて居ないと思った。だけど、ワタルが現れた。俺にもう一度光を与えてくれたから。
信じよう。
例えそれが、死神が言った事だとしても。
信じよう。
俺の寿命はライブが終わるまで尽きる事はないと。
「ワタル、ありがとう」
俺は涙を拭いて、マネージャーの居る待合室に戻った。
「あ、藤ヶ谷！」
「どうしたんですか？そんなに慌てて…」
俺が待合室に戻るとマネージャーと看護師さんが何か話していて、名前を呼ばれて少し早足でマネージャーの元へ行くと検査結果が出たとの事で、俺とマネージャーは先生の待つ診察室に入った。
「この画像が、此処に運ばれて来た時の藤ヶ谷さんの心臓です。此方が今日の藤ヶ谷さんの心臓なんですが…」
「先生、回りくどい話はやめてください。俺の心臓は正常ですか？それとも、やっぱり壊れかけてますか？」
俺は先生の話を遮った。
「結論から言うと、不思議な事に藤ヶ谷さんの心臓に異常は一切ありませんでした」
「それは、どういう事でしょう。先生はうちの藤ヶ谷は余命3カ月だと告知しましたよね？」
先生の言葉にマネージャーが疑問を投げかける。そりゃそうだ。余命告知された人間が、今は何ともないなんて言われても、すぐには理解出来ないだろう。寧ろ、医者も信じられない筈だ。
「此方としても不思議なんですが、今の藤ヶ谷さんの体は健康体そのものなんです」
「先生、俺はライブ出来ますか？」
俺が知りたいのは、それだけ。
「出来るよ。今の君の体は走っても踊っても、何も問題はない」
俺は小さくガッツポーズをした。
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琥珀 - はい！！絶対に読みます！！ってゆうか、読んでます(笑) (2015年5月6日 23時) (
レス) id: 81fa3df666 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 琥珀さん» コメント、ありがとうございます！楽しみにしてくださって、本当に嬉しいです。頑張りますので、引き続き読んでくださったら嬉しいです！ (2015年5月6日 15時) (レス) id: 169b65b4ce (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 頑張ってください！！続き、楽しみにしてます！！ (2015年5月6日 14時) (レス) id: 652e9fb3ab (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 海樹さん» 此方にもコメントありがとうございます！凄く励みになります。ゆっくりになるとは思いますが、更新頑張りますので、これからも読んでいただけたら嬉しいです^ ^ (2015年4月18日 19時) (レス) id: 169b65b4ce (このIDを非表示/違反報告)
海樹(プロフ) - 少ししか読んでないのに、文章がスーと頭に入ってきて自然とイメージを膨らませてくれました！ 文章がとても綺麗で、芯がありながらも優しい雰囲気を感じました☆ 更新楽しみにしています(*^^*) (2015年4月18日 19時) (レス) id: 8dd0998254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2015年4月18日 13時
