はちみつとメロディー

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「お、みあい、」





母「そうよ」







父「俺の取り引き相手の息子さんでな、
成績優秀で優しくて面白い子なんだ。」








私は、代々受け継がれてきた
滝崎家の一人娘








いつか来ると思っていた、お見合い








だけど、こんな早く、、

……高校2年生で来ると思ってなかった、









母「お受けするわよね？」







「はい、お母様、、」









私は、生まれた時から






両親が言うことは

全て、Yesで答えなきゃいけなかった









だけど、どうしても





こんな堅苦しい生活が嫌で

一つだけお願いを聞いてもらったこともあった









でもそれ以来、もっと私は自由が無くなって、









挙句の果てには、高校の入学式の日








父「お前は一人娘だ。
婚約者は俺が決めておくからな」








だなんて、、、。









父「じゃあ、今週の金曜日な」




「はい、」









失礼します、と

一礼をしてお父様のお部屋を出る









メイド「A様……」



「、、ふふっ、とうとう来ちゃったね、」









いつも私の身の回りのお世話をしてくれる
メイドさんの、ユミちゃん。









物心つく頃から一緒で、









私が結婚したら、ユミちゃんと

離れ離れになるかもしれないって、






私がボソっと言った言葉を
ずっと忘れられないらしい









メイド「私(わたくし)は、」






「大丈夫。結婚してもユミちゃんには、
まだまだお世話になってもらうつもりだから」





「ユミちゃんいないと、私も生きていけないし、」





メイド「A様、、、！」









お父様にさっき聞いたの。






そしたら、ユミちゃんの真面目さを

知っていたようで、快く許可を頂けた









「これからもよろしくね？」


メイド「はい！」









ユミちゃんがいるなら、


結婚しても
楽しい日々が送れるんじゃないかなって、









……そうやって、明るく前向きに考えなきゃ、









今日は水曜日





「あと、2日、」






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