武道の友達(女)は不良達から身を護る

１　喧嘩賭博 ページ2

最近気になっている事がある
それは＿＿＿



『なぁお前等、隠してる事あるだろ』



武「なっ、何のことだ？」



しらを切るつもりか。動揺しすぎだろ



『毎日毎日ボロボロじゃねぇか。怪我が治る前に新しいのができてる』



山「そんなことねぇだろ。なぁ、タクヤ」



タ「あ、あぁ。気の所為じゃねぇか？」



まだ隠せると思ってんのか



『もう一度聞く。隠してる事があるなら今言った方がいいぞ』



ア「もう隠せねぇよ。言ってもいいだろ」



武「待てよ！Aも巻き込むつもりか！？」



ア「しょうがねぇだろ！！俺だって嫌なんだよ！！！」



『で、言うの？言わねえの？』



ア「実は、喧嘩賭博に出てるんだ」



喧嘩賭博？あぁ、この前馬鹿どもが大声で言ってたやつか



『なんでそんなことになってんだ？』



武「それは･･････」



『早く言え』



言いにくい事なのか言いたくないだけなのか



タ「武道のイトコのマサルくんが渋谷中の番ハッてるって聞いて乗り込んだら実はパシリで返り討ちにあって奴 隷にされたんだ。それで喧嘩賭博に出ることになった」



見栄張ってたんだな



『へぇ･･･じゃあそのマサルって奴が悪いんじゃねぇの？』



武「まっ、待てよ！何する気なんだ！？」



『別に、何も』



何すると思ったんだ？



『主催は？誰？』



ア「キヨマサっていって中3で暴走族なんだ。東京卍會っていうチーム」



東京卍會？･･････？



『聞いたことねぇな』



山「はっ！？じゃあ総長の"無敵のマイキー"も知らねぇのか？」



マイキー･･･私の鍵？



『"無敵のマイキー"？なんで鍵が無敵なんだ？』



タ「あだ名？みたいなもんだよ」



変な名前だな



『へー。で、喧嘩賭博は次いつあるんだ？』



武「･･････今日」



『場所は？』



武「･････････」



『武道、場所は？』



ここまできたのに言わねぇつもりか？



『じゃあ東京卍會が集会してるときに乗り込むけど、良いんだな？』



武「っ。場所は＿＿＿」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『はー、喧嘩賭博ってこんなに客が来るもんなんだな。俺もやろっかなぁ〜』



山「誰でやるんだよ」



『俺VS挑戦者』



ア「勝てる奴いねぇだろ」



『主催俺勝つのも俺儲かるのも俺』



タ「誰も挑戦者に金かけねぇだろ、それじゃ」



『手加減しとく』



そんな雑談をしていたらタクヤが前に出ていった



オイ、聞いてねぇぞ

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