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Side 脇
『ディズニーシー』
まさかの俺が行きたいと思ってたら場所と同じだった
いつも目立つやらなんやらで人混みをさけた場所しか行かなかったから、たまには行きたいなと思っていたところだ
俺を気遣ってか、そういうところが嫌いなのかはっきりわかってなかった事もあり、同じ気持ちだったのは素直に嬉しかった
脇「え?ディズニー??笑」
『ほらその反応。やから言わんようにしたのに』
脇「行きたいと?笑」
『行きたいけど、行かれへんやん』
脇「なんで?笑」
『目立つし、バレるし』
脇「それはなんとかなるっちゃん!笑」
『知らんよ?』
脇「大丈夫大丈夫!」
被り物どうしよう?とか泊まりがいいなぁ?とか考えを巡らせている時に
『将人はシー行ったことあるん』
脇「え?まあ何回か行った事あるけど」
『ふーん』
脇「どしたと?」
『初めてやねん。シー。』
脇「初ディズニー?」
『ううん。初ディズニーシー。ランドは2回行った事ある』
だからかと思った
ディズニーって言わずにディズニーシーって言う時に異様にシーに気持ちがこもってる気がした違和感があったからだ
脇「なんでランド2回行ったと?」
『小さい頃に家族と行って、2回目は友達が前回行ったとか、タイミング悪かってん』
脇「Aは行ったことないって言わんかったと?」
『だってなんか気まずいやん笑 初めて行ってから2回目行くまでに5年以上あいとったし』
少し遠慮するAの優しさも感じながら、俺には珍しく甘えてくれてる喜びを噛み締めていた
“気合い入れてプラン考えてやろ”
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さ - オリフラ外してください (2019年12月17日 10時) (レス) id: bf8e986980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コロ | 作成日時:2019年12月16日 22時