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もういいって私が言うとちょっと沈黙のまますぐに長い溜息が聞こえてきた




「お前そんなんじゃなかったじゃん」







……なにそれ。私のこと舐めすぎ!
なんも言わない都合いい女だと思ってるわけ?



たしかにそうかもしれない。必死かもしれないよ。



だけどこうやって簡単に傷つけられるのを黙って受け入れろって言うならそれは無理だよ…






「北山くんが思ってる以上に北山くんのこと好きだから…」





バカみたい。嫌われるだけなのに。
所詮ただの遊び相手だったのに。


自分でもいつから好きになってたのかすらわかんないのに、今はこんなに必死。






「……そっか。
ふざけてごめんな。電話も出てやれなくてごめん。またちゃんと話そ。」




北山くんの声のトーンが少しだけ優しくなって私を宥める。


ほんとにシュンってしてくれてるのか、演技なのかこの人の事だからわからないけど





「うん…
私こそごめんね」




「あ、それより道迷ったんだろ?
大丈夫だった?もう家着いたー?」




ふっ。相変わらず話題逸らしお上手。





「それがね…
その時ニカから電話がきて、事情話したら駆けつけてくれて」



「はーん、さすがだね、あいつ」




「彼氏として頼られて嬉しいって言うんだよ……
めっちゃいい人なのに私なにしてんだろ」




………はっ。
言ってしまった。



心の葛藤なんか北山くんに話すつもりなかったのに、つい。





「別れるって決めたんじゃねーの?」




こんな時浮気相手(仮)に相談したって正しい答えや共感が返ってくるはずないじゃんね…

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82honey(プロフ) - なんだかまた波乱の展開です。北山くんが何を考えてるかわからないー遊園地どうなるかドキドキです (2018年10月26日 23時) (レス) id: bebe3edb71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KiNG | 作成日時:2018年10月26日 22時

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