Flash Back 2【Ki】

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はぁ…


って溜息をつきながらニカを待つ私を、今にも死にそうな街灯が見下ろしてる。


なんか怒られてるような責められてるような気がして思わず目を瞑ってしまう。





………ニカに会ってるって北山くんに言ったらどうなるかな？結局フラフラするんだなって嫌われる？





こんな時でも1番に考えるのは北山くんのことだなんて。病気じゃん、わたし。







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｢お待たせっ…大丈夫！？｣





暗闇に隠れるように縮こまってた私をすぐに見つけてくれた。





｢にかぁ………っ、｣




｢何泣いてんだよっ！！子供か！！｣




｢怖かったもん……死ぬかと思った｣




｢もう大丈夫！俺がいるじゃん！｣





そう言って私を見る顔がキラキラしててかっこよくてつい見とれちゃう。

ニカは私の救世主でスーパーマンかなって勘違いしそうになる。





｢ありがとね、来てくれて｣



｢こちらこそありがとう！｣



｢…ん？なにが？｣



｢頼ってくれて！嬉しかったよ！
俺ちゃんと彼氏として頼られてんだなって安心した｣




私から目線を逸らさずに真っ直ぐ話してくれる。

感謝されることなんて1つもしてないしむしろイケナイことしてて、ましてや振ろうとしてるのに…
謝らなきゃいけないことしかしてないのに…



申し訳なさで私はニカの顔を見れなかった。






｢…黙んなよ！(笑)｣



｢……だって…｣



｢正直不安だったんだよね
A俺のことちゃんと好きかな？って
俺だけ大好きなんじゃないかなーってさ｣




……だめだ。付き合ってるくせに不安にさせてたなんて、やっぱりだめだ。


北山くんへの思いを隠せずにいたのかな？

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