26 彼女は・・・ ページ27
敦「そ、んな・・・・・・何故・・・」
芥「今の動きは中々良かった。しかし所詮は愚者の蛮勇。云っただろう。僕の黒獣は悪食。凡てのモノを喰らう。仮令それが"空間そのもの"であっても」
なんか私の異能と似てない?もしかして被った!?!?え、異能変えたいんだけど・・・
神<流石に僕の力でも無理だよ>
急に出てくるな!文スト信者としての失態を嘆いてるんだよ!!
芥「銃弾が飛来し着弾するまでの空間の一部を喰い削った。そして僕、約束は守る」
『敦さん!其処から離れて!!』
羅生門が敦さんの右足を喰いちぎり、敦さんの叫び声が響く
芥「次は貴様だ、娘」
私だけを見て芥川さんは云う。私と敦さんにしか用は無いみたいだ。だが私達三人は芥川さんに用がある
『二人共、手順通りに進めるよ!』
ザ「お前に云われなくてもやってやるよ!」
ザックが鎌で芥川さんに斬りかかる。芥川さんは空間を削って防御するはずだから・・・
『異能力__[破船]!』
芥「なっ!?」
削った空間を消す。そうすると空間そのものが無くなるから空気が無くなった空間に集まる。つまり、引き込まれるということだ
芥「くっ」
敦さんが丁度脚を治そうとしていたので芥川さんから距離を取る。落ち着いた頃には敦さんは虎になりかけたいた
芥「娘、これしきのことで僕が退くと思ったのか」
『いえ、私は時間稼ぎをしただけです。敦さんを見れば分かりますよ』
そう云うと芥川さんはバッという効果音が付きそうなほど早く後ろを向いた
芥「右足が再生した!?」
其処には倒れた地面で脚を再生する白虎の姿があった
芥「そうこなくてはな。下がっていろ、九十九!」
この場合、私は二人に手出しをするわけにはいかない。となると・・・
『私の相手は貴方ですか、九十九さん。いや、花帆さん』
九「!何故私の名前を知っている!!」
鋭い目で私を睨みつける
『不思議に思いませんでしたか?何故死んだはずの文豪達が同じ時代で生きているのか、と』
九「!・・・・・・思った。何か知っているのか?」
『この世界の全てを知っています。貴方のことも、前の世界のことも』
九「どれだけ私のことを知っている」
銃を向けられる
『貴方の口癖は"他人を蹴落として歩む人生は生き恥を晒すものだ"でしたね』
誰にも知られていない秘密を知られたような反応をしている
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作者名:アンズ | 作成日時:2022年9月16日 20時