19 喫茶店うずまき ページ20
テスト終わりましたー!!(3つの意味で)
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谷「すンませんでしたッ!」
谷崎さんが全力で謝っている。うーん、複雑な気持ち
谷「その、試験とはいえ随分と失礼な事を・・・」
敦「ああいえ、いいんですよ!」
『そうですよ!見ていて自分から立候補したようには見えませんでしたし』
少しだけ太宰さんの方へ視線をずらしながら云うと「そうなんだよ!」と食い気味で決めた方法を伝えてくれた
『それは太宰さんもたちが悪いですね』
ザ「クズだろ」
おお、ザックの一言で太宰さんに物凄いダメージが!!
太「ず、ズバッと云うんだね。ザックさんは」
ザ「ザックだ。さんってのはやめろ。さぶイボが立っちまう」
おお、此処でその台詞を聞けるとは思わなかった!!
谷「コホン、改めて・・・僕が谷崎。探偵社の手代みたいな事をやッてます。そンでこッちが・・・」
ナ「妹のナオミですわ!兄様の事なら何でも知ってますの♡」
敦「き・・・兄妹ですか?本当に?」
敦さんによる禁断の質問!!実は私もずっと思ってたんだよ!
ナオミ「あら、お疑い?勿論どこまでも血の繋がった兄妹でしてよ?」
急いでレイちゃんの目に手を当てる。ナオミちゃん、その手で何を始める心算?
ナ「この辺りの体つきなんてホントにそっくりで・・・・・・ねぇ、兄様?」
う〜ん。これ見てても良いのかな?敦さんを見ると放心していた。太宰さんの方を見ると目が合い、手招きをされた
『どうしましたか?』
レイちゃんの目隠しをザックに任せて二人の元へ向かう
太「いや、目の前で何が起きているのか分からないだろうし困っていると思ってね」
いや、何が起こっているのかは分かってますよ。ただ困ってました!本当に困ってました!!
『御二人って書類上の家族ですか?それとも血縁上なんですか?』
国「俺達にもよくわからないんだ」
『へぇー・・・あれはよくあること何ですか?』
太「嗚呼、たまにあるね」
あるんだ・・・・・・目隠しと耳栓をレイちゃん用に買っておこうかな
ナオミちゃんが落ち着き、敦さんが尋ねる
敦「そういえば、皆さんは探偵社に入る前は何を?」
太「何してたと思う?」
敦「へ?」
太「何ね、定番なのだよ。新入りは先輩の前職を当てるのさ」
知ってるから当てた時の感動が無いんだよねー・・・・・・
よし!敦さんに全て任せよう!!
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作者名:アンズ | 作成日時:2022年9月16日 20時