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45 許してね ページ45

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TH「俺とAが2人でパンケーキ食べに行ったことあったじゃん。あの時ジミン、すごいヤキモチ妬いてさ、俺しばらく口きいてもらえなかったんだよ?」


「うそ、」


TH「ほんと。俺がどれだけショックだったかわかる?」


「…」


TH「でも、それ以上に、嬉しかったんだよね。ジミンの好きな子がAで嬉しかった。まあ、そもそも勝てないなって思ってたし」





 





他の女にとられるよりはマシだったって意味だけどね、ってテヒョンは笑った。





 





TH「だから、ジミンの気持ちもわかるんだ。好きな子に格好悪いとこ見せたくないって思うの」


「恰好悪いなんて、そんな…」


TH「男って本当にバカで見栄っ張りだからさ。そういう事気にしちゃうんだよ。最期までかっこよくいたいって思うんだろうねー。…だからさ、黙ってたジミンを許してあげて」





 





ついでに俺の事も許してくれたら嬉しいな、なんて笑うテヒョン。


彼の優しい笑顔は、いつだって真っ直ぐに私とジミンを見てくれていたのに。


その笑顔を避けて、歪んで、壊したのは私だ。


それなのに、許してほしいと笑うテヒョンは、どこまで人想いなのだろう。





 





「テヒョン、私を許してね」


TH「だから、」


「黙って聞いて」


TH「…わかったよ」





 





キッと睨む私にテヒョンははいはい、と口を閉じる。





 





「あの時、ジミンが亡くなったと知った時…あなたに悲しみをぶつけてしまってごめんなさい。あなたの悲しみを理解してあげなくてごめんなさい」


TH「A、」


「一緒に泣けばよかったね。そしたら私たち、こんな風にはならなかった。あなたを傷付けることも、恨むこともなかった。理解しようとしなかった、私が悪い」


TH「A、ずるいよ」


「え?」


TH「そう言われたら俺、何も言えないじゃん」





 





だから、許すよ、と彼は笑った。


そうやっていつも、テヒョンは私の心を理解してくれて、私を支えてくれる。


初めて会った時から変わらない、その優しさに、私は甘え過ぎていたのかもしれない。


歪んだ気持ちさえ、受け止めてくれる彼の心の広さに、私はまた泣いてしまった。





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緋夏(プロフ) - きむみんじさん» ありがとうございます(´;ω;`)そんな嬉しいコメントを頂けるなんて…!とても幸せです(´∀`*)みんな大好きなので、その思いを感じていただけて良かったです!ありがとうございました! (9月19日 11時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
きむみんじ(プロフ) - 遅ればせながら……重い題材を扱いきれてるところ。。。文章力がすごすぎます! 誰の思いもないがしろにしないところ、登場人物への愛着を感じました。素敵なお話ありがとうございました! (9月19日 7時) (レス) id: 0cae345439 (このIDを非表示/違反報告)
緋夏(プロフ) - みいさん» こちらこそ読んでいただけて幸せです(´∀`*)号泣してくださるなんて…!!ありがとうございました! (9月13日 8時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
緋夏(プロフ) - 轉さん» わあ、私のお話で感動していただけて私が感動です!!ありがとうございます(´;Д;`) (9月13日 8時) (レス) id: 1a4eb51f6c (このIDを非表示/違反報告)
みい - 号泣です。こんなに素晴らしい作品を、読ませていただけて、幸せです。 (9月10日 16時) (レス) id: 7b5dea59e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋夏 | 作成日時:2018年3月28日 13時

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