モノクロ５＜ARS＞ (ページ35)

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潤くんは、じいっと私を見つめて笑う

潤「…俺ね、本当はプレゼントにリクエストあったんだよね」

「…え…？」

怖くて、でも、ドキドキして、辛い

潤くんが、かっこよくて直視できない

目を逸らそうか、手首の熱を感じながら迷ってたら、潤くんが言葉を発した

潤「今だけ、先生のこと忘れてくれないかな」

……え？

そう思ったときには遅くて

軽々とお姫様だっこされて、すぐ傍のベッドにダイブ

同時に潤くんが覆いかぶさってきた

潤くんに閉じ込められて、身動きができない

「待って、潤くん…なに、」

潤「…ごめんね」

押し倒されてる状況はわかるけど、脳内はパニック

顔がぐっと近づいてくるだけで、心臓がバクバクする

すると、潤くんは耳元でふわっと囁いた

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潤「俺もAのこと好きなんだ」

そのまま耳たぶを噛じられて、思わず体が震える

潤「困らせてごめん。だけど、今だけ…先生のこと忘れてほしい」

耳の裏をぺろって舐めて、耳たぶを甘噛みするのを繰り返す潤くん

頭が本気でついていかない

甘い空気に、だんだんぼうっとしてくる

そのまま首筋に唇が移動して、ちゅうって吸われた

「…、じゅ、…」

服を弱々しく引っ張っても、止まってくれる気配はない

潤「…A」

名前を呼ばれて、潤くんの方を向いたら、唇が重なってた

何度も何度も重なって、はあってため息が出た瞬間に、舌が差し込まれる

潤くんの長い指が頬とか頭をなぞって

ぞくぞくってして背中が浮く

こんなこと、ダメなのに

…なのに

領のこと忘れてって言われたから、いいのかなっていう気持ちが出てくる

「…っ、ふ、…ん」

潤「…A」

愛しそうに名前を呼ばれたら、何かに酔ったみたいに、気持ちがよくて

本能的に首に手を巻きつけたら、潤くんがキスをやめた

なんでやめちゃうの…？

潤くんを黙って見つめたら、潤くんも同じく見つめ返してくれる

潤「…可愛いなほんと」

私の鼻先をぺろっと舐めて、無邪気に笑う潤くん

無性に切なくなって、顔を見られないようにぎゅうっと抱きついた

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