モノクロ３＜ARS＞ (ページ40)

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和「おい、なにキスしてんの！」

潤「リーダー、離れろよ」

智「やだよ、やっと触れるんだから」

そう言って私のおでこにまたキスを落とす

こんなのダメだよ

私には領が…

…でも、その前に智くんにも

「…、智くんには女の子いっぱいいるじゃないですか…、キスならその子にしてください…」

智「女の子？」

「私、には、婚約者がいて…」

和「だからなに？」

和くんが膝を抱えて私を見つめる

和「その人、日本にいないんでしょ？別にバレないよ？」

「…っ、そういうわけには」

智「俺、女の子ともう縁切ってるから」

「…、だって、この前の音楽番組で、昼間に家にいたって…いなかったのに…」

智「んぇ？…あぁ、それは俺、部屋のテレビ見てたから。リビングでは見てないよ」

家にいないと思ったの？って私を面白そうに見つめる智くん

やだ、恥ずかしい…///

勘違いだったんだ…//

智「ヤキモチ？うわぁ、Aちゃん可愛いべ」

ぎゅううって抱きしめられて

慌てて逃げようとするんだけど

力が入んなくて、逆に後ろに倒れちゃった…

ううん、…押し倒された？

智「…ほんと可愛い」

久しぶりに見るふにゃんってした笑顔とは逆に

言ってることめちゃくちゃ//

見下ろされると、私が動けなくなるの知ってるみたいにじっと私を見つめる

頭がくらくらし始めた

翔「ストップ、はい、Aおいで」

智くんの下から引きずりだされて、翔くんが私を抱えた

翔「魔王さんの機嫌が直ったからとりあえず、やめてもらいましょう」

雅「ちゅーは許せない！大ちゃんずるい！」

智「…んふ、いいだろぉ(笑)」

潤「機嫌の直り方(笑)」

あ、

みんな笑ってる

私の前で笑ってくれてる

ほっと安心して涙がぽろってこぼれた

雅「ああ、もう、Aどしたのー」

私の顔を覗きこむまーくん

「笑ってくれて…嬉しくて…//」

雅「A可愛い～//もー、死んじゃう俺！」

和「離れろや！！！」

和くんが私とまーくんを離そうと飛びついてくる

２人に包まれながら、幸せで

やっぱりこの時間は失いたくない

皆が笑いかけてくれるのがすごく嬉しい

にこにこ笑ってたら

皆が飛びついてきて苦しくなった

それさえも幸せ

でもなんで智くんが魔王なんだろう

全然そんな風に見えないのにな

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