9.忠告 ページ10
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体育祭の準備で、学校は盛り上がっている
応援団の練習や、種目の練習
翔なんかは、リレーで朝練もしているらしい
それにしても
好きな人を教える…っていうの、本気なのかな
私の好きな人、そんなに興味がある…？
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小「藤咲ー？」
「はいっ…！？…こ、小山先生！？」
教室で外をぼんやりと眺めていたら
目の前に、小山先生がいた
小山先生は、私のクラスを担当してないから
あの補習以来、会ってなかった
小「呼んでも気づかないんだもん、来ちゃった」
おちゃめな先生の言葉に、女子たちの視線が突き刺さる
私と先生が補習で顔見知りってこと知らないから
不審がっても仕方ないよね…
「どうしましたか…？」
おそるおそる質問すると
ブッて吹き出したように、小山先生は笑った
小「いや、体育祭に浮かれて次のテスト点数悪いと俺が困るから忠告しにきた」
あぁ…、先生が注意受けちゃうのかな
それは、困る
あんなに時間を割いて教えてくれたんだから
小「もしわからない問題があれば、俺に聞くこと」
「…はい」
翔「俺が教えてやってもいいけど？」
いつの間にか隣の席に座っていた翔が、会話に割り込んできた
小「…櫻井くんが教えてくれたら満点も夢じゃないな」
翔「いえいえ。Aが数学苦手なんて知らなかった」
翔が、クラスの女子がイチコロになるような甘い顔で私を見つめた
この人、アイドルみたいだなぁ
小山先生が、“ふーん”と意味ありげに私たちを見た
小「じゃあね。藤咲、櫻井」
「はい…頑張ります…」
小山先生が教室を出ていくと
女子たちがキャーキャー言っていた
私の、悪口も聞こえた
聞こえるように言わなくたっていいのに
はぁ、と溜息をついたら
翔がぐるんっとこっちに体を向けた
翔「ふーん？小山と仲いいの？」
「仲いい…じゃなくて、補習が小山先生だったの…」
翔「俺が数学教えてやるから、小山んとこ行くなよ？」
「…なんで？」
翔「…アイツ、ちゃらいから」
小山先生なんかより、ずっと軽い人を知っている
猫背で、金髪で、女の扱いが慣れてる人のことを
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まれ(プロフ) - ゆりさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)キュンキュンさせることができて大成功です（笑）これからもドキドキの展開が続くと思いますが、甘酸っぱさを一緒に楽しんでいけたらなと思ってます♪またお暇がある時遊びに来てくださいね( ´▽｀)ﾉ (2018年1月24日 10時) (
レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
まれ(プロフ) - さ ト ひ な ?さん» コメントありがとうございます♪キュンキュンしてくれて嬉しいです( ´艸｀)私も今回はドキドキしながら書いてたので、それが伝わってむふむふしてます（笑） (2018年1月24日 10時) (レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
まれ(プロフ) - けいこさん» コメントありがとうございます( ´▽｀)ﾉ続きお待たせしました！大人な智くんに翻弄されっぱなしに見えるのですが、実は彼も主人公ちゃんに翻弄されてます（笑）ぜひそこも楽しみながら読んでいただけるとドキドキが増すかもです( ´艸｀)♪ (2018年1月24日 10時) (レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
まれ(プロフ) - ぐちこさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)ふわふわ智くんは彼女のことしか考えてません（笑）主人公ちゃんのように一緒にドキドキしてくれたら嬉しいです♪ (2018年1月24日 10時) (レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 更新ありがとうございます！まれさんはキュンキュンさせる天才です！（笑）まれさんのお話はどれも好きです いつもありがとうございます！ (2018年1月24日 7時) (レス) id: 4f5d7fa177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれ
| 作成日時：2017年9月8日 16時
