40.ハジメテ ページ41
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智くんがいつも通りソファに座ってテレビを見る休日
もう、我慢の限界だった
悩んでることが、釣り合わないって言われてるみたいで嫌だった
「…っ、智くん」
私が智くんの目の前に立つと、彼が怪訝そうに私を見上げる
智「なに、テレビ見えねぇんだけど」
不機嫌な声に、怯みそうになるけど負けない
智くんのことを真っ直ぐ見つめた
「…、…智くんは、私に何もしたくならないの…？」
智「はぁ？」
「…えっちは、大人のお姉さんの方がいいの…？」
言いながら、泣きそうになってしまう
9個も下の女の子に、ソウイウ気持ちは起こらないって言われたらどうしよう
智くんは、キョトンとした顔をしながら
テレビのリモコンをとって画面を消した
智「…急にどうしたの」
「…私が子供だから、興味ないの…？」
不安に押しつぶされそうになって、涙がポロポロでてきてしまった
智くんがはぁってため息をついて、私の手首を引っ張り
彼の膝の上に乗る状態で抱きしめられる
智「あのさぁ…」
「…ごめんなさい」
智「何も言ってねぇだろ」
ポコン、と頭を叩かれて、大人しくした
智「お前、まだ16だろ？…手を出すこと自体犯罪」
よしよし、と頭を撫でられて
やっぱり子供扱いしてるって悲しくなった
智「Aには刺激が強いと思うけどなぁ」
「…」
智「裸になるんだよ？意味わかってる？」
実は、何も知らない
えっちなことするってどういうことなんだろうって漫画やインターネットで見ても
ベッドでキスしたら、裸の男女がいつの間にか朝を迎えていたってことくらい
智「ハジメテは痛いみたいだし、覚悟できてんの？」
智くんが挑発するようにそう言う
負けたくない
「智くんがハジメテの人ならいい」
智「…、A」
「キスだけじゃなくて、みんなよりも特別になりたい」
優しいキスだけじゃ足りない
大人のキスも、たくさんしたい
そうやってまくし立てると、智くんが困ったように私を見つめて、溜息をついた
智「じゃあ、条件付き」
「ほんとっ！？」
智「今度のテストで…数学8割とったらな」
智くんは、意地悪だ
努力しないと、大人にはなれないらしい
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まれ(プロフ) - ゆりさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)キュンキュンさせることができて大成功です（笑）これからもドキドキの展開が続くと思いますが、甘酸っぱさを一緒に楽しんでいけたらなと思ってます♪またお暇がある時遊びに来てくださいね( ´▽｀)ﾉ (2018年1月24日 10時) (
レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
まれ(プロフ) - さ ト ひ な ?さん» コメントありがとうございます♪キュンキュンしてくれて嬉しいです( ´艸｀)私も今回はドキドキしながら書いてたので、それが伝わってむふむふしてます（笑） (2018年1月24日 10時) (レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
まれ(プロフ) - けいこさん» コメントありがとうございます( ´▽｀)ﾉ続きお待たせしました！大人な智くんに翻弄されっぱなしに見えるのですが、実は彼も主人公ちゃんに翻弄されてます（笑）ぜひそこも楽しみながら読んでいただけるとドキドキが増すかもです( ´艸｀)♪ (2018年1月24日 10時) (レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
まれ(プロフ) - ぐちこさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)ふわふわ智くんは彼女のことしか考えてません（笑）主人公ちゃんのように一緒にドキドキしてくれたら嬉しいです♪ (2018年1月24日 10時) (レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 更新ありがとうございます！まれさんはキュンキュンさせる天才です！（笑）まれさんのお話はどれも好きです いつもありがとうございます！ (2018年1月24日 7時) (レス) id: 4f5d7fa177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれ
| 作成日時：2017年9月8日 16時
