10.非常階段【O side】 ページ11
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小「…大野先生、ここにいらっしゃいましたか」
智「…お前、驚かすなよな」
生徒が入れない非常階段で
煙草を吸うのが俺の日課
最近、量が増えたのは気のせいだと思いたい
小「ふは、あの櫻井って子、藤咲につきまとってるのホントですね」
櫻井は、1年のくせにかなり目立つ野郎だ
ルックスがよく、部活でも活躍していて
ファンクラブがあるだとかないだとか
智「…あいつには、藤咲に近づいてる理由があんだよ」
小「何ですか？…本当に好きなんですか！？」
智「へっ」
小山の興味津々な言葉を無視して、3本目に火を近づける
じりじりとくすぶるそれと俺の感情は似ていた
どおっすかなー…
って、どうしようもないんだけどさ
ガキみたいにドキドキしてる俺
頭おかしいんじゃねぇかな
俺が生徒に手を出す…って
高校1年生のガキだぞ
3年生ならまだしも、数ヶ月前はただの中学生
小「…そんなに藤咲のこと気になります？」
智「って言ったら、お前は笑うだろ」
小「…大野先生があの藤咲をって…なんか、想像つかなくて」
そう言って、小山も煙草を取り出した
智「…はぁ？あいつ、すっげぇ可愛いんだよばーか！」
小「怒らないでください(笑)」
ぷかぷか浮いてる煙を見つめると
このわけのわからない感情に嫌気がさす
触っただけで、惚れるだなんて
一目惚れにも等しいこと、初めてで
…他の奴にも触ってみよう、うん
ぷはーっと小山の顔にわざと煙をかけると
けむたそうに顔を歪ませた
小「百戦錬磨の大野先生が、生徒のこと気になってるって相当ですよね」
智「…まぁ、百戦錬磨つっても、本気の恋はしたことないんだけどね」
4本目に手か伸びた時、小山に止められた
小「吸いすぎですよ」
智「…だって、イライラすんだもん」
小「万が一、大野先生が彼女に惚れてどうにかなった時は」
今まで小山に何があったかは知らないし
興味があるわけでもない
小「俺は、全力で応援しますよ」
小山の言葉は、俺の背中を押してしまった
ただ、それだけだった
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まれ(プロフ) - ゆりさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)キュンキュンさせることができて大成功です（笑）これからもドキドキの展開が続くと思いますが、甘酸っぱさを一緒に楽しんでいけたらなと思ってます♪またお暇がある時遊びに来てくださいね( ´▽｀)ﾉ (2018年1月24日 10時) (
レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
まれ(プロフ) - さ ト ひ な ?さん» コメントありがとうございます♪キュンキュンしてくれて嬉しいです( ´艸｀)私も今回はドキドキしながら書いてたので、それが伝わってむふむふしてます（笑） (2018年1月24日 10時) (レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
まれ(プロフ) - けいこさん» コメントありがとうございます( ´▽｀)ﾉ続きお待たせしました！大人な智くんに翻弄されっぱなしに見えるのですが、実は彼も主人公ちゃんに翻弄されてます（笑）ぜひそこも楽しみながら読んでいただけるとドキドキが増すかもです( ´艸｀)♪ (2018年1月24日 10時) (レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
まれ(プロフ) - ぐちこさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)ふわふわ智くんは彼女のことしか考えてません（笑）主人公ちゃんのように一緒にドキドキしてくれたら嬉しいです♪ (2018年1月24日 10時) (レス) id: 4b1cfcc1d8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 更新ありがとうございます！まれさんはキュンキュンさせる天才です！（笑）まれさんのお話はどれも好きです いつもありがとうございます！ (2018年1月24日 7時) (レス) id: 4f5d7fa177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれ
| 作成日時：2017年9月8日 16時
