モノクロ８＜ARS＞ (ページ22)

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コンサートも無事終わったみたいで

汗だくで戻ってきた５人は、シャワーを浴びに行っている

１番に出てきたのは、潤くんと和くん

潤「A、ただいま」

躊躇いもなく、ぎゅうっと抱きつかれて

ドッドッと、心臓が大暴れしてるのを感じる

「じゅ、潤くん…おかえりなさい」

お風呂上がりのいい匂いがして、私はまるで変態になったみたい

少し髪の毛が濡れている潤くんからタオルを借りて、拭いてあげようとしたら

和「ねぇ、Aにはどこまで手を出していいの」

和くんが、頭をブルブルっとさせながら聞いた

そんな真面目な顔で、潤くんと向き合う彼

ぽたぽたと水が落ちてるのを見て、和くんは後で拭いてあげようかなぁと思いながら

潤くんの柔らかい髪の毛を優しく拭く

潤「Aがダメってところじゃない？」

和「じゃあAが嫌がらなければ、やらしいこともいいのね」

潤「やらしいことする気満々じゃねぇか(笑)」

や、やらしいことって…//

「じゅ、潤くん終わり！和くんこっちきてください」

いたたまれなくなって和くんの方へ向いたら

潤「俺の専属なんだから他の男を触っちゃだーめ」

って、後ろから腰を抱かれた

「潤くんっ…」

潤「ん？」

「ち、近いです…」

潤「可愛い」

後ろから抱きしめられてる状態で囁かれるから

体が熱くなって仕方がない

しかも、シャワー終わりの彼からはいい匂い

心臓がもたないってば…//

雅「うわー！イチャイチャしてるー！」

和「Ｊに彼女できたらこんな感じなんだね」

シャワーから帰ってきたまーくんが、私たちを見てニヤニヤした

潤「いや、俺かなり本気だから」

潤くんの腕がきゅっ…と私のお腹を抱きしめる

思わず体を小さくした私の耳に、唇が触れた

潤「Aのことしか考えられねーもん」

潤くんの甘々な言葉に腰が砕けそう

ストレートに伝えてくれる潤くんに、どんな反応すればいいかわからない

翔「はやくご飯食べにいこ」

智「…」

智くんの不機嫌な顔にいつもの癖で動こうとすると

やっぱり潤くんに止められる

潤「だーめ」

手が触れて、繋がれて、指が絡まって

潤くんが私に優しく微笑んだ

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