Love sick 【さとみ】

弄ぶんだ ページ14

さとみside


沈黙が続く


このまま話さないのもあれだと思い何か話しかけようとする


さ「あのさ」『あのっ！』
『「あっ」』


こんなことあるのか

なぜかじわじわ来てしまい大笑いしてしまう


さ「あははw
俺たち気合うんじゃないw」


『ふふっ、そうですね』


やっとこっち見てくれた


『え…??』


あれ、声にでてたのか


さ「最近Aちゃん俺の事避けてるかな〜…って思ってたんだけど違う??」


『それは…』


言葉につまるAちゃん

図星なのだろう


さ「まぁ別に今普通に喋ってくれてるから全然いいんだけどさ笑」


『なんか、すみません』


違う、謝って欲しいわけじゃない

そんな顔をさせたいわけじゃない

ただ、理由が知りたいだけ


『あの、避けてたのは先輩のこと嫌いとかそんなんじゃなくて、ただ先輩のこと意識してただけというか』


そうたどたどしく言うAちゃん


さ「え??」


今なんて言った??

俺のことを"意識してる"って言った??


『あ、あの！
今のなんでもないです忘れてください』


そんなこと言われても忘れられるわけがない


さ「俺は忘れたくないけど」


『え…』


さ「な〜んて笑
大丈夫だよ忘れてあげる」


嘘だ

好きな子から意識してるなんて言われて嬉しくない男がいるわけがない


これは脈アリだと思っていいのか??

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