Love sick 【さとみ】

一生分の ページ23

Aside



朝、自然と目が覚める


すごく憂鬱だ


出来ることなら休みたいがそんなわけにも行かない


仕方なく準備をして家を出た



*



『おはよ』


ひ｢おはよ…ってどうしたの笑｣


『…なにが？？』


ひ｢いやあんたすっごい疲れた顔してるけどなんかあったの？｣


『あったよ。
もう大ありだよほんとにさぁ』


少し八つ当たり気味になってしまう

がもうそんなこと慣れてると言わんばかりに小突いてくるひろは


ひ｢なになに〜
このひろはちゃんに話してみな？
スッキリするよ〜笑｣


わざとおどけた雰囲気で話してくれているのだろう

そういう所が大好きだ

結局全てひろはに話してしまった


ひ｢はぁぁ〜……そりゃ驚いた
そんなに手が早かったとは｣


『ちょっと』


ひ｢ごめんて笑
でもさ、先輩って訳もなくそんなことするような人じゃなくない？｣


『…うん』


ひろはの言う通りだ


ひ｢まぁどうせ今日先輩から呼び出しくらうだろうからその時きちんと話し合ってみな？
もしそれでなんかあったら私が先輩に1発かましてあげるから｣


ひろはなら本当にやり出しそうで怖い笑

けど、すごく頼もしい


『わかった。ありがとね』


ひ｢いいってことよ〜
まぁ頑張ってね｣


*


放課後になる


いつもならひろはを迎えに空き教室まで向かうが先輩がいるとなると行くに行けず教室で待つことにした


『、、、ひま』


特に何もすることがないからものすごく暇だ


なにかゲームでもしようかと思い携帯を開く

と同時に通知がなる


相手は誰かなんて分かりきった事だけど一応確認する


『…先輩』


正直話すことなんてない


未読無視をしてひろはには悪いが先に帰ろうと思い荷物をもつ


すると


｢ねぇ無視は酷くない笑｣


『へ、』


驚いて声がした方に振り返る


さ｢やっほ｣

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