episode3 ページ3
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横原「おはよ」
「おはよう。昨日はありがとね」
横原「全然。二日酔いになってなくてよかったわ」
「さすがにそんなことしないよ」
横原「先々週二日酔いだったけどな」
「なんのことだか」
先々週も一緒に飲みに行って、飲み過ぎで酔いが覚めず若干の二日酔いの残したまま出勤した。
誰にもバレないと思っていたのに、唯一横原にだけバレた。
私が受付嬢だからと、薬をくれたっけ。
「会社の顔として同じ失敗は2度も出来ません」
横原「したらやばいよ。だって顔やばかったもん」
「気づいたの横原だけだよ」
横原「さすが俺だわ」
「はいはいそうですねー。早く行かないと遅刻するよ」
横原「そうだな、行くわ。頑張れよ」
「ありがとう。横原もね」
おー、なんて手を振って去っていく横原が遠くなった瞬間
女「はー……ほんと横原さんかっこいい。仲良いAさんが羨ましいです!!」
相方の子が目をハートにして話し始める。
横原は顔がいいから女性人気が高いため、よくこんな風に言われる。
女「横原さんが仲良いのってAさんだけですよね!」
「共通の友人がいたからね」
女「えー!でもすごいですよ!!あの顔はどれだけ見ても飽きません。あんなに近くで見れるの羨ましいでしかないです!」
「そうかもね。(笑)」
なぜ、受付嬢のわたしが社員である横原と仲良くなれたのか。
それは簡単。わたしの忘れられない人、俊介くん繋がりである。
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作者名:もものすけ | 作成日時:2023年10月29日 20時