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玉森side
約1時間後、来客を知らせる音が鳴った。
池｢こんばんは｣
玉｢こんばんは、いらっしゃい｣
池｢お邪魔します｣
Aは靴を脱いで
その靴を揃えて端に置いた。
俺の方に振り返ったAを連れて
みんなが待つリビングへ向かった。
母｢Aくん、いらっしゃい｣
池｢あ、お久しぶりです。
明けましておめでとうございます｣
リビングに1歩踏み入れると
Aは連行されるかのごとく母に連れて行かれた。
…なんだよ、俺だって同じグループだぞ。
てか、おいババア。
アンタは何度か会ったことあるでしょ。
玉｢なぁ、ホントに俺の方が人気あんのかよ｣
俺の方が僅差で人気があると言った弟に
不満をぶつけてみる。
だって明らかに俺が来た時と態度が違うぞ、全員。
達｢えー、人気人気！｣
玉｢とか言って、お前の嫁さんも
A見て目がハートになってんじゃん｣
達｢あ、ホントだ｣
弟の嫁さんは
娘をAに抱っこしてもらって
何故かすごくはしゃいでいる。
俺だって何度も抱っこしてるのに！
玉｢A！｣
親戚たちと話してるAを呼び寄せる。
ふんっ！
こうやって簡単に
Aを呼び寄せられるのは
同じメンバーの俺だけなんだからな！
池｢ん？｣
俺の声に気付いたAは
すぐに俺のところに来てくれた。
ちらっと親戚たちを見ると
Aを取られてがっかりしてる。
玉｢お節、食べる？｣
池｢いいの？｣
玉｢もちろん｣
Aは姪っ子を膝に抱えて
お節を覗き込んでいる。
池｢これ手作り？｣
玉｢そう、あのババアが作った｣
母｢ババアじゃねーしっ！｣
池｢そうだぞ、玉。
こんな綺麗なお母さんにそんなこと言うなよ。｣
母｢ホントAくんはいい子っ！｣
池｢玉と一緒に街中歩くと
彼女と間違えて週刊誌が騒ぐと思いますよ笑｣
母｢え、ホント？裕太の彼女になれる？｣
池｢全然なれます｣
玉｢なれねーよ！勘弁してよ、A！｣
ホントこの2人は何の話してんのっ？！
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ゆりこ(プロフ) - もしよろしければパスワードを教えて頂きたいです。 (2020年8月27日 16時) (
レス) id: 63b99dbf92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りい太
| 作成日時：2019年3月15日 11時
