嘘から生まれたボク Ⅱ (ページ33)

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Aside

カメラマンと同じ位置に立って

メンバーの写り具合を確認する。

玉｢んふふ｣

千｢どーしたの？｣

宮｢俺以上にニヤニヤしてるよ？笑｣

玉｢Aがね、俺らとの仕事楽しいって｣

千｢マジ？｣

宮｢それは嬉しいね笑｣

.

撮影も終わりに近づき、スタッフも大分減った。

ここから都心まで2時間もかかるから

メイキングを撮ってるカメラマンさんにも

先に帰ってもらった。

後は一人一人のコメントを撮るだけだし

俺が撮ればいっかなって。

池｢如何でしたか？｣

北｢何が？｣

池｢今日の撮影｣

北｢あ、撮影だったんですね？

あのね、大食い選手権だと思って
ずっとやってたんですけど全然違うって言うから
切り替えて周りに馴染んでみたんですけどねぇ｣

池｢ずっと何も食べずに待機してた感じですか？笑｣

北｢そうなんですよね～
ずっといつ試合始まるか分からないんで。

お腹減ったんで今からご飯食べ行こかなって思うんですけど笑｣

池｢お疲れ様です笑｣

ミツは足早に帰ってった。

本当にお腹空いたんだな笑

次は玉っと…

玉｢いや、何か大人な感じでしたね……あ、危ない！｣

池｢……っとと！｣

玉｢危ないよ、気を付けて｣

後ろ歩きで玉を撮ってると

機材のコードに躓いてしまった。

そんな俺を玉が腕を引いて助けてくれた。

池｢ごめん、ありがと｣

玉｢僕仕事始めこれなんで

いいスタートだったんじゃないですかね｣

池｢いいスタートだと思いますよ｣

玉｢あ、Aまだ撮ってないでしょ。俺撮ろっか。｣

持ってたカメラを玉に渡す。

玉｢本日の撮影はどうでしたかぁ？｣

…質問の仕方がゆるい笑

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