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玉「絶対に何とかするから」
「玉森さん…」
日程は変えられない。
当落結果も変えられない。
その中でどうやって…
と、悩む玉森さん。
ちくたくちくたくと、時間は冷酷に進んでいく。
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……横顔もかっこいいなぁ。
今のうちに目に焼き付けておかないと。
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玉「消えるってことは、俺らのこと忘れちゃう?」
「恐らく…」
玉「俺らは?」
「…うーん」
北山さんの映画の感じからすると
残された人達の記憶からは
「消えないと思います」
そうであってほしい。
「でももし記憶が消えても…」
私の願いは
「私を思い出して。……お願い。」
玉「A…」
「私を見つけて、迎えに来て」
玉「わかった、約束する」
叶うはずもない、願いだった。
覚えてくれていたとしても
思い出してくれたとしても
8年後の彼は遠い存在。
どんだけ手を伸ばしたって
手なんか届かない距離。
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作者名:りい太 | 作成日時:2020年4月22日 9時