日常 ページ2
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流「ええやん、飯くらい…」
『行きません。
…ていうか、なんでついてくるんですか
藤井さん、部署あっちですよね?』
コーヒー淹れて、無事帰れると思ったのに、
なんで後ろにひっついてんねん!
流「Aちゃんと同じ部署に異動願いだそうかな。」
『それは会社の為にもやめてください。』
あなた一応うちのブランドの看板デザイナーでしょ。
藤井さんを引き離す為、少し…いや、かなり早足で歩いて広報部へ逃げるように入るが、努力もむなしく入ってきやがった。
流「お邪魔しまーす」
『邪魔するなら帰ってください』
流「おもろいこと言うな。」
『冗談ちゃうねんけど……』
流「え?」
もう付き合ってられへんと、藤井さんをガン無理して自分の席につく。
望「A先輩、おつかれっすー」
『おつかれっすーちゃうで、ほんま。』
こちら隣のデスクの後輩小瀧望くん。
今時男子でちょいちょい生意気やけど、しっかりしてるから結構信頼してる後輩。
『あ、そうや。部長、はいコーヒー。』
存在を忘れてた部長の分のコーヒーを届ける
淳「お。ありがとう。
………星宮、いつも大変やな。」
『笑わないで、どうにかしてくださいよ』
一番前のデスクで、呑気に笑う部長の中間淳太さん。
まだ、30代前半なのに部長に上り詰めたすごい人だ。
望「せんぱーい、僕の分のコーヒーないんですか?」
『先輩に頼むな。自分の足で行け。』
望「ケチー」
ちょっと叱ったつもりやねんけど、当の本人は全く悪びれる様子はなく、私に背を向けクルッと藤井さんの方に向き直った。
望「で、流星さんは今日もストーカーっすか?」
流「そんなとこー」
『藤井さん、アホなこと言うてないで、はやく自分の部署にお戻りになった方がよろしいのでは。』
流「嫌やー」
はよ戻れや。ホンマに。
ガチャ
出ていかない藤井さんに若干イライラし始めた頃、ドアが開いて誰かが入ってきた。
神「失礼しますー
こら、流星。また広報の皆さんに迷惑かけて!」
入ってきたのは、藤井さんの同期でお世話係の神山さん。
あの藤井さんとよう一緒におるから、私はとてつもなく心の広い方なんやろなと尊敬している。
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ゆずぽんず(プロフ) - オカヤマさん» 嬉しいお言葉を沢山ありがとうございます!ここまで読んで頂けて感謝しかございません!続編はいつになるかは分かりませんが、色々構想を練ってますので、気長にお待ち頂ければ幸いです(*^^*) (2020年5月22日 14時) (レス) id: ca914595db (このIDを非表示/違反報告)
オカヤマ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!更新されるたびに喜ばせていただきました笑途中途中出てくる重岡先輩…めっちゃくちゃかっこよかったです!今までたくさん楽しませてくれてありがたうございました!続編も楽しみにしてます (2020年5月22日 14時) (レス) id: 9c104eff01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:__ゆずぽんず☆°*.・°. | 作成日時:2020年3月24日 3時