Welcome To My House ！！

38話〜玉森side〜 ページ41

私「でもそのおかげで今の私があるから


それはそれで感謝してます


でも自分の子供が生まれたら、そんな思いはさせたくないかなって思いますけど｣






玉「Aの料理がうまいのもご両親に感謝だね」






私「はい」





顔を合わせて食事をすると、お互いのいろんな話ができる


仕事の時だけの顔じゃない彼女の顔を知ることができる


いい時間・・・






玉「ごちそーさまー」





私「ごちそうさまでした」






彼女の作った料理は全部本当においしくて、俺は大満足です





玉「かたづけ俺がやる」





私「えっ？


いいですよー」





玉「俺、何もしてないじゃん


それぐらいしないとね


ポイント、ポイント」





私「居候ですよ、私


それぐらいは私がしないと気がすみません」





ふたりとも譲らない





玉「じゃ、一緒にしよっ


俺が洗うから、Aはふきふきと片づけね」





私「ぷっ、ふきふきって」





彼女が吹きだした





玉「いや、ふきふきはふきふきでしょ」





私「こんなイケメンさんがふきふきなんて・・・


これがファンの子たちが言うギャップ萌えですね


ちょくちょく、玉森さんてそういうの出してきますよね」





彼女はクスクス笑いながら言った





玉「もーいいから


はいはい、お片付けー」





私「はい」






キッチンにふたり並んでお片付け






玉「ほいっ」






いたずら心がムズムズして、手についた水をピッと彼女にかけた





私「冷たいっ！


もう、玉森さん、シンクの回りビシャビシャになっちゃいますよ


お掃除まで増えちゃうじゃないですかぁ」






玉「はーい、ごめんなさーい」






ねぇ、ちょっといい感じじゃない？


これ知らない人が見たらつき合ってるふたりだよね


って、誰もいないから自己満足なんだけどね(笑)






玉「終了ー


おつかれさまー


次はお風呂でーす


お風呂入れるね


お風呂入るまで何する？


ねー、何する何する？」






私「えっと・・・


ドラマ観たいです」






玉「ドラマ？」






私「玉森さんが今やってるドラマ


うちで録画してるんですけど、まだ観られてなくて・・・」






玉「一緒に観るとか恥ずかしいんですけど」






私「じゃあ・・・いいです・・・」






彼女は本当にしゅんとして小さく言った






玉「あーもうっ


わかりました


はいはい、ドラマね」

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