Welcome To My House ！！

33話〜私side〜 ページ36

その後も何気ない朝の会話の中で女子の心をくすぐる言葉を連発する






玉「ありがと


うーん、幸せだぁ・・・」


とか


玉「Aの作った朝ご飯を一緒に食べられるなんてさぁ


幸せに決まってんじゃん」


とか・・・






こんなこと言われたことないし、サラッと言えちゃう男子なんて玉森さん以外にこの世に存在するのかって思う


既婚女性がよく言ってるじゃない？


料理を作ってもおいしいって言ってくれないとか


世の男子なんてそんなもんでしょ


なのに目の前にいらっしゃる玉森さんはこんなに普通に言えちゃう


玉森さんって通常モードでこうなのかな・・・・


もしかして実は好みじゃないけど、私に気を使ってくれてるとか？


うーん、真意がわかりません・・・







でも・・・こんなこと言われてイヤな女子なんていませんから・・・






はぁ・・・


何もかもが特殊な状況すぎて、そのたびにドキドキするし


必要以上に頭が働いてます


玉森さんの行動一つ一つどう意味を持っているのか


ぜんぜんわかりませんけど


たぶんいつもより倍以上は頭が回転している状態です


血糖値上げていかないと、きっと一日が乗り切れなくなると思われる


チョコかアメを常備して、登山並みの装備で乗り切ろう






ふぅ・・・っと息を吐いて呼吸を整える


もう一回、ご飯を食べてる玉森さんを見ると、ふわふわな髪は寝ぐせついてて


それもまたかわいい・・・


素の玉森さんなんてめちゃくちゃレアですけど


いつも仕事でお会いするときは、寝ぐせつがいてたと思われる髪は帽子で押さえられて


セットしてるとは言えないけど、一応治まってるもんね・・・


今は、後髪がピヨーンって立っちゃってます


自分のお家なんだから当たり前なんだけど


そういう姿を私に見せてくれてるってことは、ここにいる玉森さんは飾ってる姿じゃないのかな


言葉の一つ一つも、玉森さんの素の状態から発せられる言葉なのかなって思えてくる


こんな素の状態を見せてくれる人には、やっぱり私も普通モードでいさせていただかないと失礼かなって思ったり






はぁ・・・初日からこれで・・・


普通なんて私にできるのでしょうか・・・

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